2023/5/15(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。SQ週となった先週、またもや強さを見せて更に一段上へ。先週想定していた上限いっぱいまで届き、もはや世界市場で唯一と言って良いほど日経平均(先物)だけが異常な強さを見せている状況。

月足はBB+1σ(28800円付近)を完全に抜け、BB+2σ:29800円付近へ迫る状況でバンドウォークと言って良い状況。金曜夜間の引けは29570円で高値引け(実際の高値は29580円)と言って良い。(5MAは28260円)

月足レベルの節目は2021年10月の高値である29740円、2021年11月高値である29970円が挙げられ、もう既に三万円台が現実的に見えている状況。
強い展開であり「売る」状況でない事は明白だが、2021年2月~11月までの足を見るとほとんどが上髭と僅かな陰線があるだけで、叩かれやすい領域に入って来ていることも言える。

いずれこの強さの「しっぺ返し」は大きなものが来ることは予想されるが、今はまだテクニカル的にはその兆候は見えてこない。

■日経225先物 週足(期近)

完全にBB+1σ(28570円付近)とBB+2σ(29560円付近)の間でバンドウォークになっている状態。下位足で下がれば買われるのは当然と言える。

5MAは29030円となっており先週の安値付近と重なる。現時点で同MAは約200円のペースでしてきており、次の足のMAは29240円付近と予想される。
29240円は先週のSQで上抜けした高値29270円ライン付近と重なる。その上抜けした後に形成したレンジ底値は29330円付近にあり、一旦下落した場合の下値目途、サポート確認をする可能性があるゾーンが見えてくる。

先週も指摘したが週足BB+2σにタッチした後は翌週、その後などに下落基調に転換する例がほとんどであることは再度確認してしておきたい。

更にここから上昇した場合は週足レベルではあまり節目は無く2021年11月22日週の高値29920円、同年9月27日週の30230円となっている。

■日経225先物 日足(期近)

非常に浅い押し目から上昇を繰り返すようになっており、3月の下値から既に四回目の高値更新。RSIでもダイバージェンスになっており、日足レベルではいつ反転してもおかしくはない状態と言える。

BB+2σ(29530円付近)を既に超えている。BB+2σを日足の実体が超えた例はざっと見る限り数例しかなく、その後下落しているケースが多く見られる。今年三月に見せた強烈な上昇時にはBB+2σと+3σ間のバンドウォークというかなり特異な形となっているが、その時はかなりのBBスクイーズからのブレイクとなっており現在とは状況が異なる。その様な展開は現時点では考えにくい。もう暫く下値が高い状況が続くなら、BB+1σ:29140円、5MA:29300円付近、BB+2σ:29530円付近の間で推移する可能性は高い。やはりBB+1σや5MA以下での推移が始まらない限り売り有利な展開は難しい。

上値追いした場合、日足でもやはり節目は余りなく2021年11月に形成したレンジ高値29900円付近となる。4時間足まで下げると2021年11月24日の高値29770円付近、同年11月22日の29870円付近となっている。現在の位置を完全に抜けると3万円を意識した動きになるのは間違えなく、大台に近づくにつれかなり激しい攻防になり得る可能性がある。

逆にここが高値となり折れた場合、29330円附近から29250円付近を割るか、押し目となるか→29000円割れチャレンジと言う流れが見えてくる。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

28930円←→28770円
28490円←→28460円
28320円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今度節目となり得る価格帯(期近基準)

30620円
(2021年9月14日高値付近)

30460円
(2021年9月16日高値付近)

30360円
(2021年9月17日高値付近)

30230円
(2021年9月27日30230円)

30000円
(2021年11月高値29970円)

29900円
(2021年11月に形成したレンジ高値が29900円~29950円付近となっている)

29870円付近
(同年11月22日の29870円)

29770円付近
(月足BB+2σが29800円付近。4時間足2021年11月24日の高値29770円付近)

■29570円
(金曜夜間引け。日足BB+2σ超え)

29300円~29330円付近
(金曜SQで上昇した後にレンジ形成し、29500円台へ向かったゾーン)

29240円~29270円付近
(日足5MA付近であり、週足5MAが上昇してくると思われるポイント。またSQ日に上昇ブレイクしたラインで29300円付近と合わせて再度この近辺のサポート確認をしてくる可能性あり。この近辺までは上目線有利。割れて推移すれば29000円割れチャレンジで状況は変わる可能性あり。)

29150円付近
(日足BB+1σ付近。先週29000円割れをする前、割ってから戻る際、SQ日に上下値幅が大きく出た時などかなり意識されたライン。29150円~29100円付近を割れると更に下方向への力が強くなると思われる。)

29000円
(週足5MA付近)

28890円
(日足20MA付近。FOMCの発表後に付けた先週安値。28930円←→28770円窓埋めライン。)

28750円付近
(日足25MA付近。28930円←→28770円窓埋め終了ライン。)

28600円~28500円
(先週、先々週も強さを見せたサポート帯。ここも割れれば28210円の窓埋めへ向かう可能性。)

28560円
(先々週安値。28600円のこの付近を割るのは現時点ではかなりのパワーが必要と思われる。)

28440円
(28490円←→28460円窓埋めあり。)

28330円
(28330円~28130円のレンジ(レジサポ)が意識されている。ここを割れると完全にした展開になると思われる。)

28210円
(28320円←→28210円の窓埋めあり。月足5MA付近。)

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