2024/4/8(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から、SQ週前に月替わりで激しい動きとなた先週。月曜日の寄り付き前にCFDの不自然なつり上げがあり、権利落ちで開けたギャップを埋める様に上昇しての寄り付き。ここで40700円付近から上抜ければ展開は変わっていたが、これは「見え見え」のつり上げの動き。先週もここで40610円、40770円を超えられず推移出来ないのであればかなりキツイ下げになる事を示唆していたがその通りの展開となった。ここから40200円付近の戻りも試しながら水曜日の日中に39310円まで下落。問題はここからで、再び前回の戻り高値を超える強さを見せ木曜日中に40290円まで吊り上げられ、売りは切られ、その後買い転換した連中も引っかかる展開となり非常に難しい、厳しい値動きの流れとなった。40290円まで付けた次のナイトセッション、日本が寝静まった3時過ぎに4万円を背中にポイントだった39830円、39700円の重要な節目を次々と突破し、なんと39060円まで1000円近い急落を見せた。翌日中では当然ながら更に下げ38780円の安値(ここが先週安値)を付けた。ここから後場、夜間の雇用統計含め39400円までリバ。39300円で金曜夜間を引けた。

あれだけの大相場、上位足はパーフェクトオーダー継続の中、短期的にすぐに売られ過ぎになり→深い戻り→また激しく売られるの繰り返しで一旦の調整でも中々きれいな流れが出来ない状況が続いている。

月足ではBB+2σが39450円付近となっており、金曜夜間の終値ではここを割れている。過去3か月ここを割れて引けた事(月足ベース)がないため一つポイントとなりそうだ。先月の始値は39230円、安値が38060円となっておりこの間は下髭。つまり39230円以下での推移は先月の下髭の否定の動きとなるため、金曜夜間の引けより下での動きになり、再び39000円割れの動きになる事はこの意味になる。下落基調が続けば先月の安値、38000円割れチャレンジは十分にあり得る領域。5MAも37780円となりその下に構えている。月足ベースでも5MA回帰は普通にあり得ることなのでまだまだ下がある場合、これらの価格はターゲットとなり得る。

■日経225先物 週足(期近)

いままで上げ一辺倒だったが、動きが出てきた印象、特に先々週の大陽線を全否定する流れが出来つつあることが認識できる。5MA(39580円付近)を明確に割れ、BB+1σ(38900円付近)でサポートを受けている形。5MAとBB+1σでスクイーズするような形となっており、ここを割れ、先週安値の38780円を突破すれば、大陽線の安値38420円がターゲットとなり3月の上げはほぼ否定される形になる。

チャート自体はまだパーフェクトオーダーと言える(5MAが僅かに下向きだが)ので底堅さを見せる場面も十分にあり得るので各ターゲットでどのようなサポート、レジスタンス、ブレイクが起こり得るのかをしっかりを事前に把握して想定して行く必要がある。また先週の様にレジスタンス、戻り高値を突破する勢いを見せても継続して再び売られるような動きも出てくると思われるのでいつも以上に想定外を想定しておく必要がある。

金曜夜間の高値が39400円、ここを抜け更にこの5MA(39580円付近)も突破する展開になれば全戻しもが見えてくる。逆に売り目線でもこの辺りまでの戻りは想定しておくべきかもしれない。ここにも全く到達せずに金曜夜間の高値以下での推移、下落につながった場合は先週とは違い、売りの流れが出やすくなっているサインになる可能性がある。

また当然ながらSQ週と言うこともあり、再び予想外な動きになることも普通にあり得るのでしっかりと相場の現状をバイアス無しで、ありのままに捉えて対応していきたい。

■日経225先物 日足(期近)

陰線と小さな陽線、十字を交えてフラグ形成しながら下落していることが分かる。25MAはすでに割れてはいるが、完全に覆いかぶさる形でもなくほぼ平行のまま。日足の実態が完全に25MA以下になっている本数も3月の下落では4本、現在はまだ1本のみ。ただし木曜の大幅下落で同MAを大きくしっかり割ってきているので、今年になってから一度も見ていない動きになっている。25MAが39640円付近、5MAが39500円、BB-1σ(38900円付近)となっており、BB-1σでサポートが効いている状態。3月の下落時もこの水準を割り込まずに反転し大幅上昇しているだけに、まだここでレンジを作り再び41000円方向を目指すシナリオもあり得る。一方この領域を完全に割れれば、BB-2σ(38200円付近)、先月の安値38060円へ向かう。もう少し長い目で見るなら25MAは割れているが長期MA(ここでは75MA)がしっかりと上昇してきており、この間で徐々にスクイーズが進んでいくと思われ、値動き的には方向感が出にくい位置と言える。また60MAを表示すると既に38300円付近にまで上がってきており、3月安値、BB-2σ付近と重なっており意識されやすいポイントが重複している。やはり今の領域を割れればこの辺りまでは狙ってくるだろう。

一方5MAは39500円、39640円となり前での戻り目途、レジスタンスの領域と重なっていることが分かり、こちらも意識されやすい価格となりそう。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

■日中チャートの窓が空いている領域

39820円←→39660円
38670円←→38580円
37920円←→37820円
37460円←→37280円
36300円←→36190円
34820円←→34530円
33580円←→33560円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となりえる価格帯

40290円
(先週高値)

40190円
(先週の一発目の下落後の戻り高値。火曜日日中高値。)

40050円~40100円付近
(木曜日中の吊り上げで40290円まで到達した後に形成したネックライン。40000円、ここも超えると先週高値抜けチャレンジへ。)

40000円付近
(先週木曜夜間の高値が40010円)

39900円付近
(先週木曜夜間の下落全戻し)

39820円付近
(39820円←→39660円窓埋めライン。先週木曜夜間の下落時にブレイクして売りが加速したライン。)

39700円付近
(先週水曜夜間の上昇時にこの節目を抜けて一気に上昇したライン。木曜夜間の下落時には39820円ラインと共にブレイクして売りが加速したライン。)

39660円
(39820円←→39660円窓埋め開始ライン)

39640円
(日足25MA付近。もしここを明確に超えればかなり強い展開になり、再び4万円抜け、それ以上の展開の可能性も。)

39580円
(週足5MA付近)

39500円
(日足5MA付近。ここから日足25MAまでの領域は非常に重要。売りが続くのであれば39400円を超えてもこの領域での攻防となり再び売られる絶好の戻り売り領域になりえる。)

39400円
(夜間高値、ここを抜けての推移、サポートができると39600円抜けを目指す展開になり得る。)

■39300円
(金曜夜間引け。)

39200円~39060円付近
(かなり以前から意識されているゾーン。39400円を抜けきれず再度このゾーンを下抜けすれば39000円割れ、先週安値の38780円割れへ向かう可能性大。)

39000円

38900円付近
(週足BB-1σ。先週もここでサポートが効いている形、週足5MAとのスクイーズにあっており完全に下抜けると、領域が変わる。)

38780円
(先週安値)

38600円付近
(3月の下落時、1時間足で見るとかなりの本数がこのラインで止められている。3月安値に行く前に抵抗になり得る。)

38400円付近~38280円付近
(3月の底値で意識されたゾーンでもあり、日足BB-2σがこのゾーンの底値、日足60MAが上がって来ているゾーン。3月に付けた底値の日足で見るとこの下はすべて下髭。38000円の大台含め反発する可能性あり。)

38300円付近
(日足60MA)

38060円
(3月安値。上記のゾーンも割れ38000円を割り切った場合更に相場が下振れする可能性あり。)

38000円



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