2024/7/29(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
いつも通り月足から。先週も更なる下落が続いた相場、月足は超強気から、一気にかなり悪い形となり、月足決定まであと3営業日となっていることから翌月への流れの影響が気になってくる。
4月の足の陰線下髭の終値が38470円(安値が36710円)、5月の終値が38490円(37610円が安値)、6月の陽線始値が38430円(安値が37920円)となっている。既に4月~6月の終値を割り込んでの推移となっており、このまま下落が続けば4月の安値、36710円を目指す展開になっても何ら不思議ではない状況であることは認識していきたい。5MAは39060円付近、BB+1σが36900円付近となっており、上値から5000円もの下落はあったがまだ月足のBB+1σ以上にいることも事実。
月内あと3日と書いたが、これには当然ながら利上げが噂される日銀金融政策が含まれており(FOMCもと言いたいところだが、正確には先物のチャートではFOMCの声明時には8月の月足になっている)、この状況から一変してリバウンドになれば翌月へ繋がる月足の印象も変わってくる可能性がある。その際月足では当然ながら5MA:39060円付近までの戻りも十分にあり得、その基準はこの後出てくる日足の窓との関係性も出てくる。
■日経225先物 週足(期近)
42500円の超強気相場からここまで短時間でWトップが完成する寸前まで来ていることに本当に驚く。先週の安値が37330円で金曜夜間の引け値ベースでは戻ってはいるが5/27週の安値37610円(これは前出の5月の月足安値)を割れており、残りは4/22週の安値37020円とその前週の36710円(4月の月足安値)のみとなっている。金曜夜間の引け値は38200円でBB-1σの38000円をサポートに受けている感じ。BB-2σは37000円付近となっており、4月安値の手前の大台。ボリンジャーバンドも収縮してきているとは言え、5000円もの下落をした後にすぐにBB-2σを割り込んで推移するには時間が足りないと思われる。再度このまま下落した場合37000円、割れても4月安値の36710円はタイトになると思われる。
5MAが39600円付近、25MAが39050円付近となっておりまだデッドクロスにもなっておらず、乖離も大きいため完全に弱い相場状況にはまだなっておらず、もしそうなったとしても、もう少し時間が必要に見える。
■日経225先物 日足(期近)
既にBB-2σ(37730円)を一旦割れ、そこから戻ってきている事が分かる。かなり悪い形であるが各MAを見ると25MAが40138円、75MAが39010円、5MAが38450円となっている。もの凄い勢いで下落したため25MAが全く付いて来ておらず、長期MA(75MA)とのデッドクロスどころか、かなりの乖離があることが分かる。このままの形ではすぐに下落が続く形ではない。75MAが39000円にあり、これは月足5MAと重なると同時に、日中日足の窓38300円→39090円と重なる。先週安値37330円を付けた後の戻り高値は38300円となっており、かなり意識されており、ここを突破しそのまま推移が続けば窓埋めに向かう可能性が出てくる。その前に5MA38450円(例の38500円)が立ちはだかっているのは言うまでもない。
下落時に39000円の大台が驚くほどかなりあっさり割れたこともあり、動き出せば、同周辺の価格帯の板が薄いことが考えられ一気に埋めてくることも考えられる。また一方、再度下落継続であれば、絶好の戻り売りポイントにもなり得るので、どのシナリオでも対応出来るようにしておきおたい。
また画像には記載はないが200MAが37000円付近に上がって来ており、やはり前出の通り37000円の大台はかなりタイトになってくると思われ、もしかすると先週の安値がセリングクライマックスだった可能性もまだ否定はできない。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
日中、日足窓の位置
42120円←→41960円(41770円 7/12基準)
41060円←→40420円(40410円 7/19基準)
38300円←→39090円(38100円 7/26基準)
36300円←→36190円
34820円←→34530円
33580円←→33560円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 週足
■日経VI 日足
■今後節目となりえる価格帯
39950円
(月曜夜間、火曜日中高値。)
↑
39800円
(火曜日中寄り後の安値、戻り高値。)
↑
39630円
(水曜日中、戻り高値。)
↑
39400円
(火曜夜間安値)
↑
39250円
(水曜日中の寄り後の安値。ここからリバウンドして先週安値まで売られた。)
↑
39090円
(38300円←→39090円窓埋めライン。39000円超え、窓埋めで戻りの達成感が出る。戻り売り候補。)
↑
39060円
(月足5MA)
↑
39000円
(日足75MA)
↑
39830円
(木曜夜間に39000円を割れた直後の安値。)
↑
39600円
(木曜夜間のNY寄り直後に付けた安値で、その後ずるずると売られ38300円付近まで下落したライン。またCFDの5MAがこの辺りかあ39600円台後半まで来ると思われる水準。戻り売り候補。)
↑
39500円
↑
39460円
(日足5MA。4月の足の陰線下髭の終値が38470円。これ以上で戻り売りになる可能性。逆にそのままサポートされれば更なる戻りでターゲットは日足75M、月足5MAなどの39000円超え。)
↑
39300円
(先週の安値を付けた後の戻り高値で日足窓38300円←→39090円の窓埋め開始ライン、これ以上で推移すれば窓埋めまで戻る可能性。)
↑
■38200円
(金曜夜間終値)
↓
38000円
↓
37920円
(金曜夜間のNY時間で1時間足25MA水準を割り込まなかった。割れれば金曜日中の安値37670円へ。6月安値が37920円。)
↓
37780円
(金曜夜間の寄り安値)
↓
37730円
(日足BB-2σ)
↓
37670円
(金曜日中安値で木曜夜間の引け安値付近。割れれば直近安値チャレンジへ。)
↓
37610円
(5月安値)
↓
37440円
(木曜夜間の指標発表時の安値。ここから38000円まで上昇。)
↓
37330円
(先週安値)
↓
37000円
(日足200MA)
↓
36710円
(4月安値、週足Wトップ完成。)
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