2024/4/15(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。SQ週、CPI、PPI…経済指標等の各イベントを通過しながら本当に酷い動きを繰り返す展開となった。39000円割れを何度も試す動きを見せたが、そこから500円~1000円近くリバウンドする展開が続いていたが、最終的にはSQ通過後に下落が始まり、イスラエルとイランの緊張が固まり軍事行動が始まる報道が流れてから更に下落が進み、NY時間の寄り後についに39000円割れ。その後戻りを付けながら39000円割れ後の節目、38850円に到達。引け値もその値となった。

月足はしっかりとした陰線となり、先月の陽線の実態部分はすべて「包んでいる」状態に。先月の始値は39230円。既にここをしっかりと割れてきているので、38060円までに下髭を否定する動きになりつつある。また過去3か月サポートされ続けたBB+2σ(39360円)をも割れ、月足レベルでも徐々変化のサインが出てきている。5MAが37690円まで来ており、先月の安値38060円の約400円下まで迫って来ておりもう一段動きを見せればこの辺りまでの下落は想定内と言える。逆にまた39000円を超え、39230円、39360円当たりより上で推移が始まれば展開は変わってくると思われるが、既に戻り売りが基本の動きになってるので、レジスタンスになり得る水準として捉えたよさそう。

金曜日中の安値が39480円なので明日の寄りから恐らく500円近い「週足窓」が空くことは頭に入れておきたい。前での数値と含めると39230円、39360円、39480円(いつもの500円台である39500円)水準が見えてくる。

■日経225先物 週足(期近)

5MAが39700円付近にあり、先週もここを超えるが叩かれるを繰り返していたが、金曜夜間の下落で同MA以下での推移が確定的に。今年の1/9週に大陽線を付けた後に一度も割り込むことなかったBB+1σ(39150円)も割り込み、週足でもより顕著な変化が見られる。週足窓が39480円となっているので、5MAには当然届かない。そこまで戻って売られればより売り展開が確定すると思われるが、戻りとしては深く感じるので場合によっては再びレンジに戻り、方向感のない展開に戻る可能性もあり得る。

ただ基本的には3/11週からの「まとまり」となっているので3回の41000円突破失敗、下落基調への展開でそのレンジ底値である38060円を試す流れは自然と思われる。

■日経225先物 日足(期近)

25MA(39600円)、5MA(39430円)の上下で4,5日間執拗に上下を繰り返し全く方向感がない酷い動きを繰り返していたが、SQ通過後の動きでしっかりとした陰線を引き、とりあえずこの攻防に「一旦」は決着がついた状態と言える。BB-1σ(38930円)に到達、金曜夜間の引け値では割れている状態。次のターゲットは4/5の安値38780円。3/13の押し目レンジ内で付けた上髭が38980円となっており、ここを割れたということは3月の底値レンジ内に突入した意味になる。さらに詳しく見るとその上髭と再び上昇を始めた3/18の大陽線を除くと、38060円~38670円のレンジとなっている。(38670円は38670円←→38580円の窓埋め開始ラインとなっている)

また38400円付近以下はほぼすべて下髭となっていることが分かる。このまま下げを続ければ4/5の安値38780円→38670円(338670円←→38580円の窓埋め)→38400円付近→38060円の3月最安値という各水準となってくる。

またこの画像の長期MAは75になっているが60MAが38610円にまで迫って来ており、75MA(37800円付近)までまだ遠いため、タッチすれば一旦のリバウンドはあり得る。BB-2σは38260円付近となっており、3月安値の手前。やはり38600円付近から38400円付近、このBB-2σ付近は大台前のタイトな動きになり得そうだ。

いずれにせよ明日空ける週足窓とそれに対する関係、次の安値ターゲットの綱引きがどうなるかを見極めていきたい。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

■日中チャートの窓が空いている領域

39480円←→明日の寄り(4/11の足までだと39020円で埋まる)
38670円←→38580円
37920円←→37820円
37460円←→37280円
36300円←→36190円
34820円←→34530円
33580円←→33560円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となりえる価格帯

39950円
(先物ではこの価格はついていないがSQ日の寄り前の担ぎ上げの高値。)

39810円
(SQ日の高値。4月SQ値に10円届いていない。)

39740円
(SQ日にこの上に5分足の実態なし。)

39740円
(SQ日にこの上に5分足の実態なし。)

39600円付近
(日足25MA付近。先週のSQ前後で5分足でここをネックラインに売られてきている。)

39500円

39480円
(明日の寄りから週足窓埋めライン。下降する5MAを下からタッチする位置なのでセオリー通りなら絶好の戻り売りポイント。ただし日足25MAも39600円にいるのでそこまで行く可能性も。また戻りも深いためそのまま再びレンジに戻る想定も要。もう一段上を目指す展開になるとSQ後の下落、全戻しも見えてくる分水嶺。)

39350円~39400円付近
(5MAが39430円付近。金曜夜間の欧州時間にかなり強く売られ始め下げが加速したライン。またSQ前日にリバウンドが不自然にまで加速した価格帯。)

39180円付近
(39180円付近~39060円のレンジ上限。また1時間足で見るとここから39600円付近まで値幅が出てる足が多い。)

39060円
(長期間意識されている39180円付近~39060円のレンジ底値。今まではサポート帯として意識されていたが反転するか否か。)

39000円
(大台。今までの強いサポート。サポレジ展開となるか。4/11までを窓とすると39020円で埋まる。)

38930円
(日足BB-1σ)

■38850円
(金曜夜間引け。)

38780円
(4/5の安値)

38670円
(38670円←→38580円窓埋め開始ライン。)

38580円
(60MAが38610円。38670円←→38580円窓埋めライン。)

38500円

38400円付近
(3月の安値レンジの日足でこのラインあら下はすべて下髭となっている。)

38260円付近
(日足BB-2σ)

38060円
(3/15安値が38080円、3/12安値が38060円)

38000円

37920円
(37920円←→37820円の窓埋め開始ライン。)

37820円
(37920円←→37820円の窓埋め。)


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