2024/4/22(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。下落基調が決定的となり今までの上昇相場が嘘のように転換し、売り一辺倒の展開。その上、不安定な外部環境もあり、短時間でかなり厳しい上げを見せる場面も多かった。

月足は先月の上げを完全に包み込む大陰線。あれだけ乖離があった5MA(37340円)も割り込み、月足レベルでも変化が出てくるまでの動きを短期間で見せた。今までサポートを見せていたBB+2σ(39050円)も大きく割れ約三か月ぶりに+2σ以内に回帰したと言える。今まで月足のBB+2σ以上で推移していたというのが普通ではないのだが・・・5MAを割れたとは言え、下位足では37000円以下に留まっている時間は短く、同MAもまだ上向きなため、上に引っ張られる力は残っている。月足レベルでは5MA以上でキープさせようとする力も働くため、サポートが効いてくる可能性はある。

先週安値が36710円、1月の高値が36980円となっており、先週はこの付近での安値の攻防があったと言える。2月の終値が36370円、安値が35710円となっており、月足レベルではこれらがターゲットになってくる。

2020年の大統領選の高値ブレイクを第一波とすると、既に五波を終えつつあると言える。今年の3月の高値ブレイクからだと三波が終わりつつあると言える状況であり、いずれも月足レベルでも変化が出始め、動き出した状況だと言うのが認識できる。

■日経225先物 週足(期近)

3/11週の安値38060円を割れ、週足レベルでは既にトレンド転換が起きていることがはっきり認識が出来る。これで月足以外ですべてがトレンド転換し下向きになったと言える。画像は25MAだが、既に20MA(37140円付近)には淘汰しており、サポートが効き始めている状態。25MAは36330円付近。
5MAは38650円とだいぶ乖離が出来ている状態。過去数年の週足を振り返っても先週の大陰線を超えるものはなく大きな下落だが、まだ中期MAより上に位置にし、短期MAとのデッドクロスにもなっていない事は認識しておきたい。

また注目したいのが1/22週の上髭のある足。高値が36980円となっており、現在サポートが効いているラインと重なっている。これ以下になると1月下旬に形成したレンジ内へ入ることになり、36300円台、36000円割れ、そのレンジ安値35700円付近までターゲットになり得る。もしここも崩されると今年の上げの全戻しを目指す領域に入るため、再度の高値を目指す者と、もう一段の下げを狙う者のかなり激しい攻防になる事が予想される。先週の安値を割らず、もし割っても1月下旬のレンジを崩さなければ再度の上昇へ向かう展開も見えてくる。その場合月足の(年初からのカウントの場合)第五波になると言える。が、一方日足、週足は完全に崩されている為、一定の時間は必要になると思われる。

■日経225先物 日足(期近)

木曜日に75MA(現在は38130円付近)でサポートが効くような動きを見せ陽線を付けたが、その後も強く売られ、同MAをしっかりと割れてきており売りの強さが分かる。ただ同MAは上向きになったままであり、25MA(39440円)との乖離が大きくこのまま下落が続いても綺麗に落ちる形ではない。一旦の底値が決まってくると同MAや4時間足の前回の高値の38250円付近までを目指して戻る動きが出てくる。また38060円は週足のトレンド転換が決まった3/11週の安値であり、38000円~38260円付近に重要ラインが重なっていることが見て取れる。この日足を見ると、下落基調継続である事には間違いないが今年の1月の下旬で形成したレンジを内に入る、またそれを崩すには一旦の戻り、もしくはかなりの強い売りがないと難しい状況と言うのが見て取れる。37000円以下はまだまだ滞留時間が短く、サポートする力があるためこの領域を崩すして、36360円~1月末のレンジ、その底値へ向かうか、もしくは一旦戻り、金曜夜間の高値である36600円(1時間足の前回高値、トレンド転換ライン)を超え、先ほど示唆した38000円~38260円を目指す展開になるか否かを見極めるタイミングと言える。

また38260円付近は(先週安値36710円基準とした場合)月曜日に窓を埋めたのちに下落を始めた先週高値39460円からの半値戻しとなる。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

■日中チャートの窓が空いている領域

38830円←→38720円(4/17からだと38660円)
36300円←→36190円
34820円←→34530円
33580円←→33560円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となりえる価格帯


39000円

38700円付近
(今月初旬に形成されたレンジ底値(上限は39800円付近))

38530円
(先週水曜日の日中の下落後に戻り高値を試したライン。最大この付近までの戻りは考えられるがここも超えて38700円以上になると話は変わる。)

38400円付近
(日足BB-1σが38440円付近。範囲は小さいが38280円付近からここまで長期間ゾーンとして意識されている。)

38250円
(4時間足前回高値、トレンド展開ライン。38000円からここまで重要ラインが重なっている。戻り売りポイントになりやすい。逆にここを超えると展開は変わる。)
・38250円 --- 4/18高値
・38220円 --- 4/19高値
・38130円 --- 日足75MA
・38060円 --- 3/11週の安値で週足トレンド転換ライン

38000円

37750円
(日足5MAが37720円。金曜日中の高値で5分足えはここから38140円までギャップが空いている状態。38000円手前で戻り売りになるなら37700円~この付近となり得る。)

37700円付近
(金曜日中にここを割れ大きく下落したライン。これ以上での水になると38000円、28360円付近の4時間足トレンド転換を狙うラインへ向かう。)

37600円
(金曜夜間での高値、1時間足の前回高値でここを超えれば1時間足トレンド転換。)

37500円
(日足BB-2σが37450円付近)

37400円
(最低限37350円~37400円以上でのサポートがないと上昇転換へは向かえないライン。)

37340円
(月足5MA)

■37110円

(金曜夜間引け。)

37000円

36900円
(金曜日中の安値付近で5分足で付けたWボトム高値ブレイクライン)

36710円
(先週安値)

36500円
(36400円付近と合わせ、2/5高値でここを抜けブレイクして大きく上昇したライン。)

36300円
(36300円←→36190円の窓埋め開始ライン。)

36240円
(1/16の高値ラインでその後の2月のレンジでも意識されているライン。)

36190円
(36300円←→36190円の窓埋めライン。)

36000円

35800円
(2月のレンジではこの下はすべて買われているライン。)

35650円付近
(2月のレンジ下限。)

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