2023/5/29(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。遂に31000円を突破し火曜日に31360円の高値まで付ける。その高値を付けた日中午後に一気に下落が始まり、戻りを付けながら切り下げて行ったが翌日夜間に30400円を付けた所から徐々に反転。またもや本当に浅い押し目となりあっという間に強い展開に逆戻り。この時点ではまだ高値で抑えられればWトップになる可能性はあったが金曜夜間の強烈な上昇であっという間に高値突破。31560円の高値を付け31500円で引けている。

これで月足は丁度3000円となる。これは2020年のアメリカ大統領選絡みで見せた上昇と同じレベルになっている。当然月足レンジブレイクを済ませており、BB+2σ(30250円)と+3σ(31450円)のバンドウォークと言う稀に見る上昇となっている。(5MAは29060円付近)

当然これを見れば先週の浅い押し目も納得できる。今月も残り3日となっておりこの月足に長い上髭を引くことは難しい所。売りを考えるなら月足が入れ替わってからがセオリーだろう。但し日足から月足まですべてパーフェクトオーダー&バンドウォークと言う点は絶対に認識した上でトレードを組み立てて行きたい。

■日経225先物 週足(期近)

金曜夜間の上昇で十字で引いた上引髭を否定し高値を更新した形。
BB+3σが32360円付近、BB+2σが30890円付近となっており過去3週間
終値でBB+2σを下回っていない。5MAは30300円、5MAは29400円となっており乖離が大きくなっている。

特に先週(その前の上昇時も)30800円付近はサポレジとして意識されていたラインでBB+2σと重なりこの辺りでの完全なレジスタンスがないとした有利な展開は難しそうだ。いずれにせよ、まだまだ上有利で、何か大きなトピックスが無い限りこの展開は続きそうな勢い。週末に米議会のデフォルトを避ける合意が与野党でなされた事、月に入れ替わりなどが直近では注視したい点。またこれは個人的な意見だが、現在NYダウは33000ドルレベル。以前は日経平均もこのレベル(単位はもちろん違うが)にあったことから、恐らくターゲットはダウと同水準に向かうのではないかと感じている。もちろん最終的なターゲットは日経平均の最高値の38000円台となる。

■日経225先物 日足(期近)

3万円台に向かっている時同様に、非常に浅い押し目を経て再び高値を更新したのが認識できる。4時間足で28900円附近の安値→31360円の高値をにフィボナッチを引くと、丁度38.2%付近で反発している。さらに30370円は日中の窓が空いている(30370円←→30140円)ゾーンになり、そこを避けるように上昇したことが分かる。BB+3が32500円付近、BB+2σが31550円付近となっており直近高値と重なる。BB+3σと+2σ間のバンドウォークから先週の押し目でBB+2σ~+1σのバンドウォークに移った形となっている。BB+1σは30600円付近、5MAは30950円付近となっておりサポートになりそうなゾーンが多数ある。週足までに出て来た水準を合わせると直近高値の31560円、前回高値の31360円、31000円、レジサポが意識された30800円、週足BB+1σの30600円、先週安値の30400円付近が考えられる節目が浮かび上がってくる。

各インジゲーターに目を向けると、どれもかなりの高水準になっており「通常」であればいつ反転してもおかしくはない状況。この後出てるく4時間足ではRSIで完全にダイバージェンスになっており、徐々にではあるが一旦の高値の兆候が出てきているとも見える。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

以下は窓の領域
明日の寄り
←→31360円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

日経VIは225先物のデルタと共に上昇。前回の高値を付ける前の動きと酷似。

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今度節目となり得る価格帯(期近基準)
32350円付近
(週足BB+3σ)

32000円

31560円
(直近高値)

■31500円
(金曜夜間引け、月足BB+3σ付近)

31360円
(前回高値)

31200円付近
(31360円~31200円付近でレンジ形成。ここを割れると31000円へ)

31100円
(30870円附近からここまでレンジ。この領域に入ってくると31200円を割れればこの領域に)

31000円
(日足5MAが30950円付近)

30870円付近
(31100円からのレンジ底値。週足BB+2σ付近でもあり、先週も意識された30800円付近。ここを完全に下回るとした有利になりやすい。)

30600円付近
(日足BB+1σ。ここ一か月以上ここを割れれば買われる状況で割り込むことがないソーン。逆に30800円付近でのレジスタンスになりここも割り込めば更に下方向に)

30370円
30370円←→30140円窓埋め開始)

30140円
30370円←→30140円窓埋めあり)

30000円

29800円付近
(30370円を割り込めば恐らく3万円割れチャレンジになりこの辺りまで試す可能性あり。但し3万円を保とうとする力はかなり出て来ると思われる。)


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