2024/9/30(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
いつも通り月足から。何と言っても先週は自民党総裁選。それまでは期待感から(それを都合よく使っているだけだが)強い展開が続いていたが、金曜日のザラ場が閉まってから決定した、新総裁の誕生の失望感から時間外で大暴落となり、相場は一変した。恐らく近代において新総理の誕生によってご祝儀相場無し、失望売りと言うのは史上初めてと思われる。一時的な物と捉える人も多い様だが、アベノミクス以降長らく続いた相場、経済状況の転換点になり得る可能性も十分にあると感じている。
総裁選の結果が出るまでは強い展開となり5MA(36700円付近)も超え、4万円(39900円が先週の最高値)にも届くかと言う展開で、陽線にもなったが結果的には再び下髭を下って行く展開になり、陰線となり残り月内一営業日となった。
BB+1σが37860円付近にあり、これも割れている。8月の下落でも結果的に強烈なリバとなりこの値の上で引けている。これ以下での推移になると今まで何度も否定されたこの下髭を再度「なぞる」展開も見えてくる。これは以前でも言及したが4月の足から7月の足を見ると38480円(4月終値)以下はそれら全ての足の実態がなく下髭のみ。8月のリバも含めてこの領域(38480円(4月終値)から同安値36710円まで)を否定して、それ以下での推移になるか否かは意識したい。単純に言えば37000円がレジスタンスになるか否かと言える。
明日はザラ場で全く値がついていない状況前日比-3000円前後での大割れのスタートとなり、38870円までが週足窓となる。
■日経225先物 週足(期近)
下落時の足がないのでかなり不自然な形となっているがCFDのチャートだとしっかりとした上髭陰線となっている。
■CFD週足チャート
金曜夜間の高値は38400円。25MA(38240円)で抑えられ、5MAの37500円を割れて引けていることが分かる。BB+1σから一気に25MA、5MAを割れてきている事が分かり、過去振り返っても先月の暴落時と同じくらいのショック、値幅と言うことが認識できる。BB-1σが36800円付近にあり、BB+1σからBB-1σを目指す展開は容易に想像できる。また先ほども出た通り、8月のリバ、今月の高値へ向かったリバでもBB-1σ以下での陰線、レジスタンスがないことが分かる。やはり37000円以下の展開になるか否かは注視すべくラインだということが改めて分かる。前回サポートされた75MA(35350円で、BB-2σも同レベル)にあり、BB-1σ以下になればこの水準まで届くのは現実的なのが分かる。35000円以下の水準は8月の暴落時のオーバーシュートの領域になるため別領域と考えられ、25MAからBB-2σ&75MA付近のレンジになるシナリオが見えてくる。
■日経225先物 日足(期近)
日足も以下にCFDのチャートに添付。過去5日分の足を全て陰の包みにしている強烈なサインが出ていることが分かる。
■CFD日足チャート
5MAが38300円付近で75MAも同じレベル。200MA(38000円付近)も割っていることが認識できる。25MAが37470円付近で同水準で止まっている事が分かる。次のターゲットとして考えられるのは9/12高値の36910円で前回のFOMC後の上昇で注文を巻き込んで暴騰したライン、FOMC前まで抑えられていた36500円、日足BB-1σ(36380円)、FOMCでガチガチの底値が確認された36100円などが考えられる。そこまで来ると結局9月中の上げは全て否定される事となる。BB+2σからの転換となっており、再度BB-2σまで叩きに行く展開となれば35300円となり9月の安値領域で下髭を敷いているゾーンとなる。前出の週足では75MA、BB-2σの値となり、かなり意識される価格帯となる。
日足を改めてみると、週足月足と違い、75MAが今年の5月付近以降ほぼ平行から下降のままになっており、その同値を中心に上下しているだけと言う方向感がないことが表れている。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
日中、日足窓の位置
42120円←→41960円(41770円 7/12基準)
41060円←→40420円(40410円 7/19基準)
38870円(38770円(日通し))←→明日の寄り(週足窓)
38870円←→38740円(9/26高値)
38100円←→37890円(9/25高値)
37440円←→37170円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 月足
■日経VI 週足
■日経VI 日足
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
■今後節目となりえる価格帯
39000円
↑
38870円
(日足(日中)の週足窓が埋まるライン。)
↑
38750円
(9/26夜間の安値ラインで日通し日足の週足窓が埋まるライン。)
↑
38400円
(欧州時間高値でここから金曜安値基準だと38870円まで週足窓。)
↑
38200円
(欧州時間、NY時間でもこのラインより上は上髭になっており綺麗に戻り売りされたライン。)
↑
38000円
↑
37920円
↑
37800円付近
↑
37640円
(大幅下落で寄り付いた欧州時間の安値)
↑
37550円
(日足25MA、週足5MA付近。ここを超えて37700円~800円付近まで行くと戻り売りにポイントになり得る。その上は37900円)
↑
■37440円
(金曜夜間終値。)
↓
37170円
(37440円←→37170円の窓埋めライン)
↓
37130円~37070円付近
(9/5~9/12までに止められてたらレンジ高値。)
↓
37000円
(ここ割れるとFOMC全戻しへ向かう展開に。)
↓
36750円
(週足BB-1σが36800円付近。一旦の目先のターゲット。前回のFOMCの翌日中の押し目安値ライン。ここを割れれば36500円のFOMC時の高値ラインへ。)
↓
36500円
(36480円がFOMC翌日中の寄り安値で暴騰したライン。)
↓
36280円
(前回のFOMC前までの欧州時間の高値ライン。ここも割れれば36000円割れチャレンジ。)
↓
36000円
(36100円~36000円で底値がFOMC時に確認され、翌日の暴騰へ繋がったライン。)
↓
35900円
(9/18日中安値。9/17の安値とここで安値を切り上げていき36000円、36500円と向かって行ったライン。)
↓
35800円
(9/17日中の底値レンジの上限。ここから下は9月の底値での日足が下髭を引いている領域に。)
↓
35550円
(9/17日中安値)
↓
35400円付近
(日足BB-1σ付近)
↓
35300円付近
(日足BB-2σ。9月初旬の下落で支えられたラインへの回帰。週足75MA、BB-2σ付近で9月の底値ライン。)
↓
35120円
(9/9安値(期近基準)、9/10安値が35250円(期近基準))
↓
35000円
↓
34800円
(8/13の安値。8/5週の週足の終値が35050円でそこから3000円下髭を引いておりオーバーシュートの領域へ入る。)
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