2023/8/21(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

まずは月足から。今月も終盤になりつつある中、下落展開が続く。先週は壁だった32000円を火曜日の日中から夜間に掛けてしっかり割って来て8/7安値の31770円、直近安値の31660円も割り込んで行き、木曜日中の下落で31280円まで付けた。しかしこの31280円を付けた直後に一気にリバウンドその日の下げを全て同セッション内で消している。翌夜間セッションで31770円まで付けたが、終盤で再度下落し、二番底試し。金曜日中の寄り直後に31280円の安値を割れ、31230円の安値を付けた直後に長い下髭を引き上昇。

31300円以下は強さを見せており、金曜夜間の引けは31490円となっている。日足レベルで反転のサインらしき物も出ていないが、少しづつ下値はキツくなって来ている。

月足5MAは31530円付近となっており、月足レベルでいよいよ5MAを割り込んだ形。金曜夜間の引けは31480円となっており、同MAでの攻防となっている。ここを完全に割り込んでいくと相場は更に下ズレして別フェイズに入っていくと思われるが短期的にはかなり売り込まれており、一旦は反発してもおかしくはない状況。これは常に書いているが月足レベルではブレイク後の「初押し」、初陰線の状態になっており、転換サインが出れば買い入り易い状況とも言える。

また9月8日(金)がメジャーSQとなっており、そこへ向かってのシナリオと現在位置がどういう関係になっているかを認識してシナリオを考える時期に来ている。

■日経225先物 週足(期近)

週足は33950円を付けた後に、下落チャネルを形成しておりその下限に居る事が分かる。この画像の中期MAは25MA(30570円付近)を表示しているが20MAが31330円付近にしっかりと上昇して来ており、ここでのサポートが効いていることから先週の31300円以下の買いサポートの強さを示していると言える。5MAは32100円。過去7週間分の足を良く見てみると、5MAに触らなかった週は無く、それをセオリーとするならばここからリバウンドした場合32100円までの戻りは十分にあり得る。また逆にこの手前、同MAにタッチして下落に転じた場合、更なる下押しがある事にもなり、今まで強固なサポートだった32000円がレジスタンスに転じる事も重なり、かなり注視したいポイントとして認識できる。

5MA(31300円)のサポートが継続するのか否か(割れて推移した場合は31000円割れチャレンジへ)にまず注視して行きたい。

■日経225先物 日足(期近)

日足BB-2σは31430円付近となっており、金曜夜間の50円ほど下となっている。バンドウォークに入りつつある感じにも見受けられるがRSIなどのインジケーターも底値圏となっておりここから更に大きく下振れするかは、短期目線では疑問が多い。

5MAは31720円付近となっており、これは木曜に31280から大きくリバウンドした高値31770円付近と重なており、ここを抜けるか否かは短期的な試金石になる。またこの画像の長期MAは75MA(32060円付近)だが、割り込んだものの日は浅くまだ上向きになっており、価格を引き上げる力はある。これは週足5MAの位置とも重なっており、日足5MA(31720円付近)以上での推移となった場合は32000円がターゲットとして成り立ち、そこでレジサポ転換があるか否かを見極める場面が来ると言うシナリオが考えられる。

また先週の安値31230円は31280円←→31200円の窓埋めに至っていない事から再度ここを試し窓埋めしてくることも考えられる。(もしくは一旦の上昇後に32000円割れまで行く勢いで到達するシナリオもある)

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

以下は窓の領域

33190円←→33120円
32590円←→32440円
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となり得る価格帯


32500円~32550円
(8/6の高値、8/10~8/14に掛けてレンジを形成したネックラインにもなっているライン。先週の8/14月曜日の日中にこのラインを上髭で跨ぎ大きく下落した。)

32400円
(8/14夜間の戻り高値でここから直近安値に向かっているライン。)

32300円
(32000円からこのライン付近まで値幅が過去に出ており、32000円を明確に抜ければここまではスッと上昇してくる可能性は高い。)

32100円
(週足5MA、日足7MAがありここまでにリバウンドは十分に考えられる。32000円と合わせて32060円付近が意識されており同水準は攻防になり得るポイント。)

32000円

31900円付近
(日足BB-1σ付近)

31770円
(木曜日中のリバウンド後の夜間で付けた高値。日足5MAが31720円付近にあり、5MA上での動きになるか否かの分水嶺。跳ね返されれば絶好の戻り売りポイントに。)

31600円
(木曜日中のリバウント高値が31630円。31700円付近と合わせ、最低限ここを超えてこなければ上昇への転換はあり得ない。)

■31480円
(先週、金曜夜間引け値)

31400円
(31400円以下でのレジスタンスになる動きはみられていない。日足BB-2σが31430円付近にありサポートとなり得るか否か。)

31300円
(週足20MAがこの付近に上昇して来ており強いサポートとなっている。これを割れると更に下ズレし31000円割れチャレンジへ向かう。)

31230円
(先週安値。窓埋め31280円←→31200円あり)

31000円

30850円

(ここから30640円(5/31の安値)が底値領域がとなっている。)

30640円
(5/31の安値。もしここも割れた場合、5/25安値30400円ラインまで行き、そこも割れた場合、今年のレンジブレイクした領域まで全戻しする可能性が見えてくる。)

30570円付近
(週足25MA付近)

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