2024/3/18(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。いよいよ来週の火曜日に今後の動きを決める日銀金融政策発表、その翌日にはFOMCと、先週の「凪」の動きをどちらかに(もしくは両方に・・)ぶち抜く動きになる事は間違いない。先週はほぼレンジと言って良い相場が続き、月足レベルでは変化は見られない。月後半に入る中で上下髭の陰線駒の状態。月内は恐らく上髭が残るのは間違いなく、その中でもこのまま陰線で引けるか、陽線もしくはトンボまで戻るかという場面。月足の陰線は昨年の10月以降無く、さらにその時は8月から10月まで3か月連続陰線を付けており押し目を作った。その時は7月のトンボを含めて4か月調整をしており、今後このまま調整が続く場合同様の期間、同じ動きをしても不思議ではない。

38000円の(正確には今月安値の38060円~38300円前後)のサポートは依然として厚く強い。BB+2σは37900円付近にありこれと重なる。過去2か月この水準を割って引けておらず、ここを割っての推移、月足の引けとなった場合、上記のような調整になる可能性が高まると言える。5MAは36200円付近となっており依然として乖離は大きい。

■日経225先物 週足(期近)

2/19週、2/26週陽線(下値は38080円、高値は40010円)を同じく2週間かけて40570円台を引っかけて全否定したことになった。やはり下値の38000円が支えられておりここを完全に割れるか否かで状況はかなり変わってくることが認識できる。5MA(39200円)が上昇からようやく平行になってきており方向感のなさが表れている。逆に39000円を超えても39200円を超えなければ上昇の流れは出来ないということもあり、日銀政策発表時にはここまで跳ねて、思いっきり叩かれ反転するというダイナミックな動きも当然考えられる。その際に39000円付近をキープして、戻る余力が見える相場になるか否かでその後の動きは見えてくる。また逆に先週の終値38390円を割れその下での推移になった場合は38060円、38000円割れチャレンジとなる可能性が高まり、完全に割れた場合は相場が一変する可能性があり、きつい下げに繋がる事も十分に考えられる。BB+1σは37700円付近にあり38000円以下の推移になった場合にターゲットになりやすい。

ただしそれでも月足、週足共にパーフェクトオーダーであり、弱まっては来たがバンドウォーク状態であることは念頭に置いてシナリオ構築をして行きたい。先週も書いたが、やはりこの状態ではトレードする上では日足の重要性はいつも以上に高いと感じる。

■日経225先物 日足(期近)

25MA(38950円)まで下がり、割れたがそこから離れることが出来ずにレンジを形成している。5MAは38500円付近、シュリンクしている中mサポートを受けているBB-1σが38280円。25MAはまだ上向きなため上への引力がありここまで戻ることは普通にあり得る。3/13(水)の上髭陰線、高値が38980円、始値が38500円となっている。木曜日も金曜日もこの上髭を否定する動きにはなっていない。ただ金曜夜間に木金(日中)高値(38620円~38670円)超える38740円まで付けており、この上髭を上っていくような動きを見せ始めている。やはり週足、月足でも出た通り39000円超える(否か)39200円(週足5MA)を触った後どうなるかがかなりポイントになって来ると思われる。完全に抜けきれば先週の陰線高値の39560円がターゲットになると思われるが、39200円にタッチした後に39000円、もしくは割れてもその近辺をキープできなければ再び全戻し、先週安値割れへと言う、上下両方刈る動きも十分に考えられる。

逆に3/13(水)の終値38350円以下はこのレンジ内ではすべて下髭となっており、38500円を割れ、先週サポートの強さを見せたここを下回る推移になった場合は38000円割れチャレンジとなる。

いまここで書いたいずれかの事が日銀政策発表後、内容次第では30分、1時間ですべて起こり得ることは認識しておきたい。また一方、翌日にFOMCもあることからこれらイベントをセットで考え、上下考えられる高安値の取り方、シナリオを考えたい所。

また、別の考えとしては今回も政策発表前にマスコミを使ってのリークをしてきており、内容がその通りであれば、市場の反応は織り込み済みになり、それほどの動きは「凪」とのシナリオもある。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

■日中チャートの窓が空いている領域(注釈以外全て期近水準)

39310円←→38980円
39290円←→39260円(6月限基準だと39020円←→39000円)
38640円←→38340円
37920円←→37820円
37460円←→37280円
36300円←→36190円
34820円←→34530円
33580円←→33560円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となりえる価格帯


39770円
(3/8(金)日中の高値で、40570円をひっかけ→39000円割れ→リバ、その後も戻り高値で今回の下落の起点ともいえる。ここも超えれば4万円へ。)

39560円
(3/8金の夜間の高値。ここまでくると3/11(月)の大陰線を全否定することに。)

39500円

39350円
(3/8金の夜間に欧州時間で大きく崩れ、その後NY時間で戻り高値を付けたライン。ここから先週の38060円安値まで向かっている。かなり強く売られているラインなのでここも上抜けると、上昇が強くなる。39310円←→38980円窓埋めライン)

39200円
(週足5MA。ここを超えなければこれ以上の上昇継続はあり得ない。39000円を抜けても絶好の売りポイントになり得る。逆に日銀でここまで跳ねて頭を抑えられ下落に転じる可能性も十分にあり。その際はその後、この一つ下の価格帯でサポートができるか否かを見極め。)

39000円
(日足25MAがほぼこの水準に。売りポイントになり得るが抜けると39200円へ。この付近(39000円を割れても38800円より上で)でサポートが出来て推移出来るようだと再度の下方向は否定される可能性高い。39310円←→38980円の窓埋め開始ライン。)

38800円付近
(以前からここから39000円付近までゾーンとして意識されている下限。先週もリバウンド時に一瞬39000円まで戻ったが、その際にもこれ以上でサポート&リターンが出来ておらず、この領域内でサポートが出来れば39000円突破方向へ。)

38740円
(金曜夜間の高値。木金(日中)高値(38620円~38670円)を抜けており再びここを抜けると、39000円方向へ。CFDの39000円付近ラインでもある。)

38660円

■38660円
(金曜夜間引け)

38500円
(下目線なら最低限このライン以下でのレジスタンスは必要。)

38350円
(ここ数日の日足はこれ以下はすべて下髭の領域。これ以下で推移が始まれば38000円割れチャレンジが見えてくる。

38270円
(5分、15分足等で見るとここから38400円付近までの領域で下髭が目立つ。ここ割れれば更に38000円割れの可能性が上がる。)

38200円~38060円付近
(ゾーンとして意識されている。2月では上昇前のレンジ、今月も1時間足で見ると(CFDで見ると分かりやすい)ほぼすべて下髭となっている。ここを崩れて38000円も突破すると相場はの方向性は変わる。)

38060円
(先週安値)

38000円

37810円
(2/21の安値。CFDで見ると分かりやすいが、2/21の安値でここを割れると支えられるポイントがあまり見当たらない。4時間足等でも完全に三尊形成となるライン。)

37740円付近
(2/14(陰線)、2/15(陽線)の始値、終値が重なっているライン。ここを割れると、その前の大陽線(38130円~37170円)の否定に向かう可能性あり。この前の大陽線38130円の高値は38000円付近のサポートの強さの要因にもなっている。これを否定するとその安値37170円まで行く可能性も。現時点ではここ前の弱さは見えてこないが反転すれば十分にすぐに届く領域。)

37530円
(2/14安値)



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