2023/7/10(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

まずは月足から。長期間続いた上昇ラリーからようやうく展開となった先週。先々週の日足25MA(当時33250円付近)から再び34000円チャレンジへ向かうかと思われたがやはり以前までの上昇とは明らかに違い勢いがなく、月曜日の夜間の寄りが高値(33810円)となりそこから下落が続いた。以前サポートされていた日足25MAもあっさりと割れ、同MA以下での推移となっている。(これは今年の上昇が始まる3月以来のこと)

月足ベースでは強烈なバンドウォークが続いておりBB+3σ(33380円付近)を2か月も上回り続けていた異常な状態から、ようやく下落となり同水準以内に入って来た。但しまだBB+2σ(31650円付近)よりも上にあり、月足ベースでは強い形であることは間違いない。先週の安値が32200円。32000円割れチャレンジ寸前という事もあり、もし32000円を割れ推移した場合は月内にBB+2σ(31650円付近)以内に回帰することは容易に想像できる。5MAは30670円付近、BB+1σは29900円付近となっている。

今までの動きから「いつもの先物」の動きになっておりトレード環境的にはかなりやり易い状況。あれだけの上昇だった為下げもキツくなるのは当然だが月足レベルでは高値ブレイク後の初の陰線になりつつある状況であることはしっかりと認識して置きたい。まだ売り有利な状況であることは間違いないが長期的にどの位置に居るのかはしっかりと頭に入れてシナリオを構築して行きたい。

■日経225先物 週足(期近)

5MA(≒日足25MA)以下の推移になったことが分かり易く認識できる。陰線陽線が交互に出現するのは、同MA以下にあった今年の3月以来の事。5MAは32860円付近にありこれ以上はかなり抵抗が強くなりそうだ。ボリンジャーバンドもエクスパンドから縮小に向かっており、週足レベルでは次への展開へ向かう場面と言うことが認識できる。BB+2σは33850円、5MAは32860円付近、BB+1σが31660円付近(月足BB+2σと重なる)となっており。

6/12週の足の中に先週引けまでの足が全て収まっており、先週安値32200円、6/12週足安値の32110円を割れ32000円を割れると週足レベルでもう一段下ズレが起こることになる。32000円を割れた場合のターゲットはやはり31600円付近となりそうだ。

■日経225先物 日足(期近)

綺麗にWトップが完成した。25MAが32900円付近、5MAが32830円。BB-1σが32360円付近にあり同水準でサポートが僅かに効いている感がある。
BB-2σが31800円付近。ボリンジャーバンドも既にシュリンク状態から横向きになって来ており、BB-2σが31800円付近から大きく離れることが無ければ暫くレンジになるシナリオの可能性も見えてくる。短期的にはかなり売られ過ぎ水準であることから32200円(直近安値)、32100円(6/12週安値)、大台の32000円。まず週明けここまででどのような動きになるかを慎重に見極める必要があり、そこを割れてもその下にBB-2σ:31800円、週足BB+1σ:31660円付近があるのでまずここまでどの様になるかを見極めたい。31800円を割れるということは今度は日足での下方向でのバンドウォークに入る為、現時点でそこまで勢いが付くかは分からない。

売り有利であることには間違いないが32000円付近での動きには注意したい場面。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

以下は窓の領域

31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)


■日経VI 週足

■日経VI 日足

下落はしているがVIは着いて来ていない。下落がこれまでのレベルなのか、VIが着いて来てなくてもこれだけ下がってる事なのかは現時点では不明。

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となり得る価格帯

33300円~33350円付近
(水曜日の午後にここでしっかりとWトップを付けて来た高値ライン)

33130円付近
(水曜夜間、NY時間でのっレンジ高値。33150円付近は下落前にかなりサポートが意識されたラインでここを超える時はかなり展開は今と真逆になっている。)

33050円付近
(木曜日中にに寄り付いたときに、ここから33100円まで5分足でギャップが空いたたまま下落をしている。)

33000円

32900円付近
(日足25MAが32920円付近にあり。)

32800円付近
(日足5MAが32830円付近にある。木曜日午後に見せた下落のサポレジラインでもある。ここを超えると再び上昇に転じる可能性はあるが、絶好の戻り売りポイントにもあり得るライン。)

32710円
(金曜日中の高値。これ以上で推移すると展開は変わる。)

32500円付近
(1時間足25MA。これ以上の推移でレンジ高値の32700円~32800円をへ向かう。)

■32380円
(金曜夜間引け)

32200円
(先週安値)

32100円
(6/12週安値)

32000円

31800円
(日足BB-2σ付近。6/8に1時間足でWボトム形成したネックライン。32000円を割れてもこの辺りで止まると一気に反転する可能性あり。)

31600円付近
(週足BB+1σ付近)

31400円付近
(6/8の安値が31410円。31600円からここまでゾーンになっている。31800円を割れ、このゾーンも割れると展開はかなり変わる。)

31300円付近
(31280円←→31200円の窓埋めあり)

31000円

30900円
(6/1の始値でここから30640円まで日足で下髭を引いている。30900円~30600円付近までゾーンとなっている)

30600円付近
(日足で完成したWトップの値幅とネックラインから同じ値幅がこの付近となる。)


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