2024/3/25(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。日銀金融政策、FOMCと需要イベントを通過した先週。それでも高値追いの展開は変わらず月足では陰線コマから、高値更新しここまでしっかりとした下髭陽線にまで戻ったことは正直呆れるほどの強さを感じた。日銀のマイナス金利解除は予想通り、緩和姿勢も継続ということもあり上昇継続。既に前日の月曜の日中から上昇をして来ていたが、更に上昇し高値を追っていった。結果的には40910円まで到達した。

結局月足では相変わらず情勢には変化なし。

■日経225先物 週足(期近)

先週の上昇が強く一方的な物だったと分かる週足。過去2週間の陰線を包み込む、「ほぼ」包み陽線となっている状態。月曜の日中の寄り後の上げから一方的に上げ続けBB+2σ(先週基準で40900円)まで到達している。

5MAは39800円付近、BB+2σが41450円となっている。この足を次への更なる強い上昇へのサインなのか、もしくは行き過ぎのサインなのかは来週迎える権利落ち、月替わり~SQ週での流れで見えて来る。41000円にタッチしていないのが再度ここを目指すのフラグなのか、天井を付けており反転したのかは現時点ではわからないが、そろそろ材料出尽くしで、警戒感が聞こえ始めているがチャート的にはすべての時間軸で高値更新継続、パーフェクトオーダーであることは念頭に置きシナリオ構築する必要な状況が続いている。

■日経225先物 日足(期近)

日足ではBBの収縮からエクスパンドに向かいつつある場面。BB+2σ(昨日基準:40750円、現時点では40850円)以上は上髭。5MAは40270円付近、BB+1σ:40130円となっている。

5MAを割れそれ以下での推移になり、BB+1σの40130円付近まで戻るとほぼFOMCは全戻しになる。FOMCでの上げは比較的短期間に全戻し(早いと翌日セッションで)する傾向が強かっただけに、今の相場の強さと値幅の大きさを感じる。40230円←→40150円に窓が空いておりこの5MAとBB+1σ領域と重なっているのは興味深い。

恐らく大台の4万円を割っての動きになると39860円←→39790円の窓埋め→25MA(39400円)を目指す展開になると思われる。

またRSIを見るとかなり厳しいダイバージェンスになっており、先週の高値更新へ向けた上昇が以下に急激な物だったのが認識できる。但しダイバージェンスと言う視点で言えば、今年に入ってからほぼ全期間ダイバージェンスとも言えるのでこれだけでは判断はできない。だが、明らかに以前とは違う上昇になっているように見える。まずは40270円付近の5MA周辺での動き、もしそれを割れればFOMC時の価格の底値である4万円付近へ戻る展開へとなるか・・の判断となる。

明日の日中日足チャートの5MAが恐らく金曜夜間の引け値である40500円付近に上がって来る。この辺りで寄り付き戻った後でも40700円を抜けきれずに戻った場合は、40500円割れ→40270円(日通し日足5MA)への流れ。

逆にもう一度41000円を目指す動きなら、5MA(日中の)で反発、40600円以上でのサポート、40700円抜けが必須となる。そこを抜けた後でも先週の高値を抜けることが出来なければWトップ形成となる展開か、そのまま抜けて41000円タッチ、新値ゾーンで「メルトアップ」が続く展開が考えられる。

いずれにせよ月曜の寄り後の動きはかなり重要になってくると思われるのでしっかりと注視したい。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

■日中チャートの窓が空いている領域

40230円←→40150円
39860円←→39790円
38670円←→38580円
37920円←→37820円
37460円←→37280円
36300円←→36190円
34820円←→34530円
33580円←→33560円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となりえる価格帯

41450円付近
(週足BB+2σ付近、先週も結局この水準まで上げてきている)

41000円

40910円
(直近高値)

40850円付近
(日足BB+2σ付近。先週の41000円チャレンジ時にもこれ以上の水準は上髭になっており、再び41000円へ向け攻防となり得る。)

40700円付近
(金曜日中の終値ライン。ここを抜けると再び41000円タッチを目指す展開に。)

40620円付近
(木曜日中の午後の高値、金曜に安値を付けて再度リバしたて超えてきたライン。最低限これ以上でサポートされないと再度の浮上はない。)

■40500円
(金曜夜間引け。ここを割れての推移だと5MA(日通し)の40270円付近を目指す展開に。)

40370円付近
(木曜日中に底を付けた後に5分足で節目を付け、強く抜けて上昇を始めたライン。その後もサポートを試す動きを見せたレジサポライン。抜ければ5MA抜けへ。)

40270円
(日通し日足5MA)

40230円
(40230円←→40150円の窓埋め開始ライン。)

40150円
(40230円←→40150円の窓埋めライン。BB+1σが40130円にありここを割れての推移に移るとバンドウォークの継続失敗となる。)

40000円
(FOMC時の安値が40030円なのでFOMC全戻しとなり、大台での攻防となる。)

39950円
(ザラ場の空いてない20日の安値39050円。ここから40100円付近までレンジで推移しており、FOMC時もここを突破して上昇している為、ポジション、注文がかなりたまっていると思われるので4万円を割れ、ここも割れると展開は大きく変わりやすいと思われ、日足25MA(今日現在39400円)方向を目指すことになる。)

39860円
(39860円←→39790円の窓埋め開始ライン)

39790円
(39860円←→39790円の窓埋めライン。週足5MAが39820円にあり、これ以下だと現在の上昇相場でほとんど見られない週足5MA以下の推移となる。グ逆に4万円を割れてもこの窓埋めを達成して、止まれば再び上昇に転じる可可能性も高いライン。

またこの価格は日銀政策発表時の高値、その後の夜間での高値底値レンジ。ここを割れれば日銀時の動きのレンジ内に入り、全戻りを目指す。)

39500円

39400円
(現時点での日足25MAだが一日80円ペースで上昇してきている。日足25MAはしっかりと上がって来ている為サポートになり得る。)

39200円
(日銀全戻し)

39000円


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