2024/4/1(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。権利落ちも終わり、明日から4月相場が始まる。月曜日の日中、特に午後に大きく下げ権利落ち前のリバランスの先取り(?)かと思うにょうな動きを見せて、40630円からの下落→その日の夜間に一瞬4万円を割り込む場面を見せた。NY時間の寄り付きでリバウンドしここが先週の安値となった。高値は権利落ち前日の日中の40770円。41000円目指す展開かと思われたがまたもや午後に急落。結局はこのレンジ内に終始した1週間となった。底値の40000円~40100円のゾーンが異常に硬くここを絶体に死守するという硬い意思を感じる。

月足レベルでは陰線コマからしっかりとした陽線にまで戻り月足が入れ替わった。3か月連続陽線、昨年12月の「とんぼ」を挟むと5が月連続陽線で上昇、バンドウォークが継続となっている。但し流石に値幅が小さくなってきたことには注視したい。

過去これ以下では引けてないBB+2σが39700円にまで迫って来て、5MAも38000円にまで上がってきており徐々に乖離が狭まって来ている。テクニカル的には圧倒的に買い有利な状況ではあるが、41000円へタッチがまた失敗すれば転換する可能性は十分に秘めている。

■日経225先物 週足(期近)

先々週のほぼ2本の陰線を飲むこむような「包み」と言える大陰線の後だけに非常に小さい値動きだったことが分かる先週。先週39700円付近にあった
5MAにはタッチすることはなかったが、現在は大台の4万円付近にまで上がってきており乖離が縮小してきており、次への動きの指針となり得る位置に来ている。先週の終値が40550円でそれ以下は下髭。40500円以下での推移はこの下髭を否定する動きになり再び4万円割れチャレンジへ。日足レベルでは金曜の引け値以上での推移となると、既に先週の高値40770円からの下落を否定する動きになり先週の高値越え、直近高値の40910円、41000円を目指す展開へと繋がる。BB+2σは41900円付近、5MAが39950円付近、BB+1σが38
00円付近となっている。

週足もパーフェクトオーダーであり買い有利であることには間違いないが、ボリンジャーバンドのエクスパンドもほぼ極と言って良い領域。これから徐々に縮小に向かってくる段階に入ると思われ、更に既に高値圏と言える位置にいるだけに、次への展開には時間を要するか、もしくは一旦大きめの調整が入るシナリオがセオリーの考え方ではと思われる。

■日経225先物 日足(期近)

やはり日足だとより細かく現状を認識することが出来る。3/22に40910円の高値を付けたのちに4万円割れまで下落、先週の水曜日に40770円まで上昇したが41000円にも、直近高値にも届かず上髭を付ける。その後40100円付近で硬さを見せて、権利落ち分を取り返すように金曜夜間で40610円まで戻っている。もし週明けに再びこの40610円を超えられず、40770円も超えられなかった場合は3/27の上髭をも否定できない事になるので、注意が必要。そのまま4万円の大台も割って支えが効かなかった場合は、かなり「キツイ」下げになる可能性を秘めている。

逆に40500円以上での推移となり40610円、40770円を抜ければ41000円チャレンジ、抜ければ再びバンドウォーク状態の継続となり、日足BB+2σが41150円付近がまずはターゲット。新値ゾーンの予測しにくい領域となる。

いずれにせよ40500円以上での動き、各高値(40610円、40770円、40910円)との関係、相場の勢いを見極めるこ事となり、逆に40500円を以下での推移になった場合は、先週も非常に硬さを見せた40270円ライン付近を割るか否か、40180円ライン、木曜安値の40080円、大台の4万円、先週安値の39970円という流れで見ていくことになる。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

■日中チャートの窓が空いている領域

39860円←→39790円
38670円←→38580円
37920円←→37820円
37460円←→37280円
36300円←→36190円
34820円←→34530円
33580円←→33560円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となりえる価格帯

41900円
(週足BB+2σ)

41150円
(日足BB+2σ)

41000円

40910円
(直近高値)

40770円
(先週高値。ここを超えれば3/27の上髭否定)

40610円
(金曜夜間高値)

■40550円
(金曜夜間引け。)

40500円
(金曜午前中の高値。午後にその日のレンジ底値まで下がり、再びここを抜けたところで大きく取引されている。これ以下での推移になり40300円割れの攻防になるとかなり下目線に傾く)

40270円
(先週、その前から意識されているレジサポライン。金曜の日中もここを割れることなく40600円まで到達。ここを割れると40000円割れチャレンジへ。)

40180円~40150円付近
(40100円付近と合わせ4万円の防衛ゾーンとしてかなり意識されている。40270円以下、これ以下での推移時間が長くなる、もしくは出来高を伴って一気に突破した場合は4万円割れ、それ以上の下落に繋がるか否かの分水嶺のゾーン。)

40080円
(先週木曜の安値で1000円台の大台を死守するときにこの100円割れをよく見る。4万円防衛の最後の壁。)

40000円

39970円
(先週安値。4万円を割れても今までの様に戻らなければかなりキツイ下げになると思われる。割れた後の値動きに注視。)

39860円
(39860円←→39790円の窓埋め開始ライン。)

39790円
(39860円←→39790円の窓埋めライン。)

39670円付近
(日足25MA。ここでサポートが強く効く可能性はあり。押し目買いが入りやすい。またこのラインは前回の日銀政策発表時の上昇後の押し目ラインと重なる。割れると日銀全戻しへ向かい、更なる下落を呼ぶ。また過去3か月割り込んでいないBB+2σ付近でもある。)

39500円

39250円~39200円付近
(前回の日銀政策発表時の底値付近。日銀全戻しとなる。この下は政策発表前日の月曜日の仕掛けで急騰した領域な為、値幅が出やすい。ここ割れればその領域も全戻しとなり39000円割れが見えてくる。39230円がその急騰前の高値ライン。またここまでくると週足大陽線の全否定が見えてくる。)

39000円
(日足BB-1σ、週足BB+1σ付近でもある。)

39000円

38850円付近
(「日銀前」の急騰の前にレンジ形成していた高値ライン。この領域内で推移するとレンジ底値38400円~38280円付近が見えてくる。)

38670円
(38670円←→38580円の窓埋め開始ライン。)

38580円
(38670円←→38580円の窓埋め開始。)

38500円

38400円付近
(先月の上昇前の底値圏でのレンジが38400円~38280円。)

38200円付近
(日足BB-2σ付近。)




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