2024/8/5(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。42500円の超強気、楽観からこれだけの短期間で悲壮に暮れる状況になるとは相場の無慈悲、不合理さをこれでもかと見せてくれた一週間となった。但し「トレーダー」にとっては上がろうが下がろうがどうでもいい話で、これだけ「良い」相場はない。

先週はなんと言っても日銀金融政策の発表。またも(また、また、また・・)日銀リークを夜中にニュースを流し相場を振り回すことをやって来た。結局は報道通りに0.25%の利上げとなった。これでも夜間の下げを取り戻す様に底堅さを見せ大きく上昇。39230円まで上昇して引けた。利上げでも株は上がるのかと思われたが、当然ながら戻り売りでしかなく、その直後の夜間セッションからすぐに売られ下落。同セッション内で発表されたFOMC(政策変更なし)、でも戻ることなく再び売られ、39230円が先週高値。ここから加速度的に売られ続ける展開となった。

■高橋洋一氏が語る日銀、政府がマスコミへリークする実態↓

今年の日足ブレイク前のサポートだった38000円もFOMC翌セッションの日中にあっさりと割れ、その夜間セッションで37000円割れ、金曜日日中には36000円も割れ、日経平均-2,216.63円を記録。

それでも飽き足らず、翌夜間セッションで雇用統計で発表された失業率が期待以上に悪く、再びたたき売られ遂に35000円割れ。NY時間で34350円の安値を記録し、今年上げはほぼ消えたと言え、日経平均の年足は「塔婆」間近という場面が迫っている。

月足は当然ながら大陰線となり約6000円幅を記録。これはコロナショック時の値幅に匹敵する陰線となっている。(但し2020年3月の月足は約3000円の下髭)

次のターゲットとしては今年の高値へ向かったブレイクライン(2023年6月高値)である33950円(20MA付近)となっており、ここまでの下落展開は十分に考えれる。5MAは38120円、BB+1σ:37200円付近となっている。33950円でも止まらず、上昇前のレンジ内に突入する、今年1月の安値32670円となる。25MAが32570円付近になり、33950円(20MA付近)止まらなければ25MAを目指す。

短期的には日足ではかなり売られ過ぎの領域に来ていることは事実だが、月足、週足ではまだ下げる余地はあり、かなりの戻りhあると思われるがそこでもう一回叩き売られれば、更なる下落を呼ぶことは否定できない。

■日経225先物 週足(期近)

既にWトップ完成。BB-2σ(35900円)を超え、BB-3σ(34460円)もい一瞬だが超えていることが分かる。75MA(34290円)となっており、直近安値の34350円とほぼ重なる。ここでサポートが効けば前出のブレイクラインである33950円まで届かず一旦戻ってもいい位置まで来ている。また金曜夜間で叩き売られている為、1000円以上のギャップダウンスタートとなり、当然ながら1000円の「週足窓」となる事は頭に入れて週明けを迎えたい。

安値も割れ更に下落を呼ぶなら、34000円→ブレイクラインである33950円、1/9の押し安値:33600円、今年安値の後の押し目安値33250円付近、33000円、今年の安値でだまし下げの安値が32670円など上げられる。

■日経225先物 日足(期近)

BB+2σ以上のバンドウォークから、あっという間に-2σ以下のバンドウォークになっていることが改めて分かる。BB-3σが34230円で直近安値の直下、BB-2σが36060円付近となっている。久々に200MA(37000円)もあっさり大きく乖離していることが分かり、圧倒的に売り優位であることは間違いない。但し、BB-3σにもほぼ到達している事、RSIも20を割っていることから、ここからどこまで下がるか、という意識より底値がどこか?と言う場面に移るつつあることは認識しておきたい。

金曜夜間の寄り高値が35800円(ここまで週足窓)となっており、金曜日中の終値35920円となっており、BB-2σが36060円付近にある事から、まずは36000円までの戻りを目指す展開になる事が考えられる。

まずは、34600円以下を割り込み→直近安値の34350円へ向かい割れるか否か。その後、それ以上走らなければ底値探りが始まるので「サイン」を待ちたい。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

日中、日足窓の位置

42120円←→41960円(41770円 7/12基準)
41060円←→40420円(40410円 7/19基準)
37730円(37600、7/26基準)←→36670円
35800円←→明日の寄り(週足窓)
34820円←→34530円
33580円←→33560円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となりえる価格帯

37350円
(8/1の夜間、欧州時間で付けた安値)

37000円
(日足200MAが36950円近。これ以上戻れるか否かは今後向けて非常に重要ラインになると思われる。)

36870円
(8/1夜間の安値を付けた後も戻り高値。)

36660円
(8/2の日中の戻り高値。これ以上で推移すれば37000円、日足200MAの回帰へ。)

36400円
(木曜午前までのレンジ上限ライン。36660円、36870円ラインへ)

36100円
(木曜午前までの安値レンジ底値ライン。抜ければ36400円、36660円ラインへ)

36060円
(日足BB-2σ)

36000円

35800円
(金曜夜間高値、明日の寄りから→週足窓埋め。戻り売りポイント。)

35670円
(雇用統計前の高値。)

35390円
(雇用統計で34810円まで下落した後の戻り高値。)

35070円
(金曜夜間でNYセッションの高値。ここを超え推移すれば、雇用統計前の高値35670円を目指し、窓埋め35800円、36000円へが見えてくる。)

35000円


■34800円
(金曜夜間終値、34820円←→34530円の窓埋めあり。雇用統計後の安値。)

34600円
(ここを割れれば直近安値割れチャレンジへ)

34530円
(34820円←→34530円の窓埋めあり。)

34350円
(直近安値)

34240円
(日足BB-3σ)

34000円

33950円
(6/19高値で、今年の史上最高値日足ブレイクの最終ライン)

33870円
(11/20高値で、33950円と合わせ日足ブレイクラインと考えられる)

33600円
(1/9の押し安値:33600円)

33600円
(1/9の押し安値:33600円)

33250円
(今年、大発会時に32670円まで下げ「だまし下げ」を見せた後の押し安値)

33000円

32670円
(今年の安値で1/4日中のだまし下げの安値が32670円)



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