2022/12/5(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分
■日経225先物 月足(期近)
いつも通り月足から。28500円からの下落が続き月曜日に28300円台でGDスタ―ト。その後戻りを付けながら11/30(水)の日中に27800円まで下落。そこを起点に、後場急激にリバウンド、夜間も強い形が続き、3時過ぎにパウエル発言で一気に動き更に高値突破、翌日中に28490円まで付けた。もう一段抜ければ別の展開になったが、ここが頂点となり下落開始。11/24に付けた28500円と共にWトップとなった。ここからズルズル下げ28000円割れ。前回安値の27800も割れ安値更新。27700円を割れてレンジ形成後に雇用統計を迎えてそのレンジを割れ、27370円の週安値を付けた。短期的には明かに売られ過ぎゾーンだった為NY時間で全戻しをして金曜夜間を引けた。今までの方向感の無い膠着状態が終わる事を示唆するような展開となって来ている。月足レベルでもボリンジャーバンドのシュリンクがここ数年でないくらいのレベルで極になって来ており次への大きな相場へ向かいつつある。
この後出て来る日足で詳しく記述するが日足レベルでは数か月間続いたチャネルを下抜けしており安値割れ→戻りを試す場面と言え、目線を固定しやすい環境に来ており、このまま動意付くと非常に大きな動きになる可能性を秘めている。
25MAは27900円付近、5MAは27500円付近となり先週安値は既に双方とも割れて引けている。
■日経225先物 週足(期近)
先週含め3週間並んだ足から金曜夜間の動きで抜けだしたことが分かる。各MAは収縮しており、月足と同様に次の展開がどちらかに大きく乖離する事を示唆している。25MAが27460円となり金曜の雇用統計時の安値27370円はここに触って戻ってきた形。75MAが27750円付近にあり金曜夜間でのレンジと重なる。このレンジ割れ、25MAの27500円付近を割れてくればそれ=週足レベルの動きとなる為大きく動意付く可能性があることはしっかり認識して置きたい。5MAはまだ75MAより上に(28000円付近)にありデットクロスまでは時間が掛かりそうだが、値が先に動き出せばどれを待つことなく下放れする事は説明不要。27700円割れ→27500円割れ→27370円(雇用統計安値)と言う流れになり易い。27370円を割れれば27000円へ。逆に27800円~27900円以上でのサポート&リターンがあれば28000円チャレンジ、そこを抜ければ28300円→28500円の高値チャレンジのシナリオが見えてくる。
但し27800円~27900円は日足25MAや週足5MA付近と重なっており、且つ日足でレンジ抜けしている事から、絶好の戻り売り場面となり易い水準。まず週明けに27700円付近を抜けずにそのまま下へ行くか、27900円付近まで戻りを試すか見て行きたい場面。
■日経225先物 日足(期近)
10/14の大陽線以降ずっと続いていたチャネルを遂に下抜け。下向きとなった75MA(27500円付近)でなんとかサポートが効いている状態だが、25MA(27900円)も10/17以降初めて割れており、環境は明らかに変わっており目線は固定しやすいだろう。やはり週足でも記述した通り金曜日夜間のレンジ、雇用統計の安値、27800円~27900円は見るべきポイントになりそうという事は日足を見ても再確認できる。短期騰落を見れば短期的には売られ過ぎの状態なので一定の戻りとその時間は必要になると思うが、それは売り場を探る絶好の時間になり得る。逆に27800円~27900円以上で明確に動き出せば目線は一旦上に。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
窓が空いている価格帯は以下。(期近チャート基準含む)
29090円→29170円
28790円→28890円
28450円→28600円
28060円→28230円
27730円→27480円
27480円→27650円
27320円→27350円
26860円→26820円
26650円→26430円
25220円→25200円
24540円→24390円(週足窓でもある)
23860円→23850円
23530円→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 週足
■日経VI 日足
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
28890円まで窓あり
(28790円→28890円の窓埋めライン
↑
28790円
(8/26の高値。28840円が月足BB+1σにあり、これ以上で推移すると月足レベルでバンドウォークに入る可能性。28790円→28890円まで窓あり。)
↑
28650円
(9/13の高値。CPI値発表で動意付いた(下げに向かった)価格。28450円→28600円が完了する価格。)
↑
28500円
(先週の高値が28490円で2度目の28500円のWトップ)
↑
28300円付近
(28200円からこの辺りを抜ければ再び28500円チャレンジへ)
↑
28150円付近
(先週28500円へ抜ける前のレンジ高値、28500円から下落して来たした際レジサポとなったライン)
↑
28000円
↑
27800円~27900円付近
(日足25MA、月足25MAなど重要ポイントが重なる。これ以上で推移する様になれば28000円、28500円へ再びチャレンジもあるが現状は戻り売りポイントになり易い)
↑
■27700円(金曜夜間引け値)
(27730円→27480円窓埋め開始ライン)
↓
27660円
(金曜夜間のレンジ底値でここを割れれば27500円(日足75MA)を目指し、そこも割れれば金曜夜間の安値27370円へ向かう)
↓
27500円
(日足75MA付近、週足25MAが27460円付近。27730円→27480円窓埋めライン)
↓
27370円
(先週安値、金曜の雇用統計安値)
↓
27170円
(11/4の雇用統計時の安値、日足BB-2σが27270円付近)
↓
27000円
(10月末、米中間選挙前に2度27000円を割れずに28000円台へ向かった。菱日足BB-3σ付近)
↓
26850円付近
(26860円→26820円の窓埋めあり)
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