宇宙の法則「369」はFX-為替相場に作用するのか。Vol.6

36ラインを1時間足に引いてトレードを考える。


前置き

前回ラインの捉え方をもう一度書くと言っていたのですが、理詰めで窮屈な気がするのでやめることにしました。伝えたかったことは時々散りばめることにします。今回は1時間足に36ラインを引いてトレードする方法を考えてみたいと思います。伝えたかったことは案外こちらの方が伝わりそうでもあるので。

前回はちょっと理屈っぽくてわかりにくかったと思うのですが、何が言いたかったか簡単に言うと、個人的にFXは値動きの観察がとても大切と思っていて、値がどちらに強いか、どこで止められているかなどを見ることが大事だから、そこを意識して道具を使ったらいいと思いますってことでした。しかし、後から見るとなんか説明が複雑に見えて良くないですね。もっと簡単にして行きたいですが、慣れるまではご勘弁・・・。

さて、これから検証していきたいトレードについて書いていきます。検証して完成した手法ではないのでご注意を。


1時間足でトレードを考える。

出来上がったチャートですが USD/JPY 2020/6/8からの一週間。これを見ながら考えてみます。

1-1.設定(mt4)

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ドル円1時間足。期間区切り線を表示。インジケーター Grid Builderで1時間足のみに30pips間隔のグリッドが入るように設定。※以前ドル円15pipsで説明しましたが、トレードを考えるなら30pipsくらいがいいと思います。

(元々のグリッドビルダーではグリッドが緑色の線で使いにくかったのでグレーのドットに変更しています。インジのナビからエディターを開いて〇の部分を変更したら出来ます。やってみたい方はググれば詳しいやり方がでてると思います。)

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次に36ライン(360/300-右肩上がり)を引き、ラインの3点のポチの真ん中を週始めの期間区切り線に合わせます。

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続いて36ラインを30pips間隔のグリッドに合わせてコピーしていきます。コントロールキーを押しながらドラッグして増やして、ある程度の数を揃えていきます。実際にトレードに使う為に引く時は、真ん中のポチより右側はまだローソク足がありませんので、真ん中ポチより左のチャートを見て、ラインが効いているように見えるか確認します。その後、値動きによってラインが足りなくなったら、都度コピーして増やします。

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次にボリンジャーバンドを入れます。期間20の偏差2。

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これで設定は終了です。


1-2.ボリンジャーバンドについて

書籍、最近ではyoutubeなどでボリンジャーバンドが出てくると必ず「エクスパンション」「スクイーズ」という言葉が出てきます。しかし、ここでは出ません。

20SMAにあたるボリンジャーバンドのミドルラインから+2σの間の区間を、買いの強い「アッパー」ミドルより-2σまでの区間を売りの強い「ローワー」として見ます。価格がアッパーの中だけを進んでいる時は強い買い圧、ローワーの中だけで進む時は強い売り圧として見ます。

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これを踏まえた上で、下の画像を見ると・・・

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アッパーにせよ、ローワーにせよ、同じゾーンのままラインブレイクする時に勢いがついていることがわかると思います。アッパーからアッパーへ上昇ブレイク、ローワーからローワーへ下降ブレイク・・・どのポイントからラインブレイクするかを見ることで、ある程度勢いの強さを知ることが出来ます。(レンジ逆張りを狙う時にはアッパーローワー等も見ると思いますが、今回は順張りとしてアッパーアッパー、ローワーローワーのブレークを見ます)

このようにボリンジャーバンドを売買圧を見る道具として使います。



2-1.エントリーポイント

ラインブレークでひとまずショートだけ。1時間足のローワーローワーのブレークを見ることにします。上位足ブレークに下位足でタイミングを合わせる、よくあるマルチタイムフレームの方法。

青の矢印がブレークしているところ。

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こうした勢いあるブレイクを、5分足や1分足で見てみます。

下の図は1分足。青いラインが一番上のローワーローワーブレークした36ライン。オレンジのラインがブレークが始まるところ。その後Wトップに見えるところでミドルラインへの反発から下落。ミドルでエントリーできるタイミングだと思います。

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下の図は同じく1分足で見たところ。水色ラインは1時間頂点から数えて6番目のライン。オレンジの縦ラインが目立つ戻しの頂点。ブレーク後ミドルラインに絡んでから下落。これもミドルをきっかけに出来るパターン。(※もっと上からいけるけど今回はこれで)

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今回のパターンは1分足でミドルの絡みが見やすかったのでサンプルしてみました。しかし、必ずミドルでエントリー出来るということは無いはずです。切り上げラインを引いたほうが良い場合もあるでしょうし、パターンは幾つか持っていた方がいいでしょう。1時間足でローワーローワーブレークしたポイントを何か所もチェックして、短期足で確認。どういったところでエントリーできるか検証して、自分がやりやすいパターンをいくつか持っておくと良いと思います。また、ブレークだけでなく、1時間足のミドル反発をとることも考えていいでしょう。

さて、利確ポイントやリスクリワード、さらに、レンジ中のラインタッチ逆張りも出来るはずなので書くことまだまだですが、長くなったのでまたにします。重要部分を次回にしてすみませんが、目が限界です・・・

次回は利確と損切、リワード、書けたらレンジ逆張りも書けたらと思います。また、現段階で出来上がったチャートでの考察なので、動いているチャートを見ながら有効かどうかも観察するつもりです。観察結果、多少でも出せるといいと思っています。

ありがとうございました。


追記 Grid Builder 30pips 設定を訂正します。

1-1でグリッドの間隔を30pips としておりましたが、やはり15pipsの間隔が良いようです。Grid Builder の設定は15pipsにしておき、36ラインを引く時にチャートを見ながら30pips間隔をどこでとるか裁量で決めた方が良いようです。失礼しました。


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USD/JPY 2020/6/15  9:03(日本時間) 上画像のようにグリッドの間隔は15pips。36ラインは目視で区切り線上のどのグリッドで30pips間隔をとるかを決めて並べました。




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