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04 ダウ理論

ここでは私が念頭に置いている日経平均の値動きがダウ理論でどう説明できるかを書きます。また、他の方の観点も必要と思われるので賢人さんのダウ理論についての動画も紹介します。

⑴鍵を握るのは海外勢

私がダウ理論で最も重視してるのが、

5トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する

という項目です。
下記の写真をご覧ください。

日経平均現物のチャートですが、押し目ではそれそれ買い方の新規買いが売り方の新規売りより多く入り、その結果、売り方の買い戻しも巻き込み株価が上昇していくわけです(上昇トレンドでは株価の方向を決める権利は買い方が持っていると考えて差し支えありません)。
そして日足サイクルトップ付近まで株価が上昇し値動きが緩やかになり、押し目を形成すると、買い方はここで利確するのか、それとも押し目買いを狙うのか、様子見するのかを判断しなくてはなりません。
この判断を迷っている期間、売買が拮抗しやすい間は、売り方の新規売りも入ってくることになるので、いわゆるもみ合いとなりクラスターを形成することになります。
一般的にこの値動きパターンのことを”上昇ダウ””下落ダウ”といいます。

そして時間が経過し、決着がついた方に流れが出るわけですが、FXの主要通貨ペアと違い日本の株式市場は70%が海外投資家の資金であり、海外勢投資家の思惑を抜きにして取引するのは不利になると考えています。

⑵海外勢の思惑とは

以下を考えてます。
a, トレンド方向が決まると時間軸に対して値幅がでやすい
b,業界内での慣習、資金の流れが反映されやすい(季節性)

機関投資家は基本的に決まった期間内にパフォーマンスを確定しなくてはならないため、月末、週末、SQなども時間軸の節目として注目されやすい傾向があります。従って、それらの時間的節目をゴールにトレンドが発生する傾向があります。

⑶ダウ理論

ダウ理論は以下6項目で構成されますが、実際のトレードにはあまり必要ないものもあります。

  1. 市場は3つのトレンドで成り立つ: これはダウ理論の核心で、主要トレンド(長期、通常は1年以上)、中期トレンド(数週間から数ヶ月)、短期トレンド(日々から数週間)という3つの異なる時間枠のトレンドが存在します。

  2. トレンドは3つのフェーズで発展する: 一般的に、主要トレンドは「蓄積フェーズ」(専門家が市場に参入する)、「公開フェーズ」(大衆が市場に参入する)、そして「過剰フェーズ」(不合理な期待や過度な投機により市場が過熱する)の3つのフェーズを経ます。

  3. 株価はすべての情報を反映する: 市場の情報(ファンダメンタルズ、政治的な要素、心理的な要素等)はすべて株価に組み込まれます。つまり、市場の情報は全ての投資家に利用可能であり、それらの情報は株価にすぐに反映されます。

  4. 株価は平均を織り込む: ダウは、市場は一貫して過剰反応または不足反応する傾向があり、その後時間が経つと価格が真の価値に戻る、つまり「平均化」すると提唱しました。

  5. トレンドは明確なシグナルが出るまで継続する: 市場のトレンドはその方向を変える明確な信号が出るまで続くとされています。これはトレンドの途中で無理に終わりを予測しようとすることは困難であり、またリスクが高いという意味でもあります。

  6. 出来高でトレンドは確認される: 取引ボリュームは、特定の価格動向の強度や信頼性を確認するための重要な指標です。つまり、ボリュームが増加すればするほど、そのトレンドは強くなると考えられます。

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