モアイ初め
病院にたどり着けなかったり自分で作った料理が驚きのまずさだったりで引き続きブルーなキト生活ですが!イースター島のことでも振り返ってみよう!!!
日毎にするよりも話題で区切ったほうがよさそうな気がするので、ゆるり時系列but内容まとめ重視な感じで、数本日記が書けたらなと思っております。
そんなわけで、イースター島記録、まずは一本め。
----
世界一周25〜29日目。←雑。主に25日目のこと。
チリ、イースター島。
たっかいたっかい航空券(サンティアゴから往復9万弱!※)を買って、やってきましたイースター島。
※同じ宿には2万くらいでチケット取ったって人もいたよ…。
地球の歩き方によれば、イースター島はチリ本土からも3700km離れているそうだ。サンティアゴから、5時間くらい飛行機に乗らないとたどり着かない。さらには、時差が2時間ある!
いざイースター島にやってくると、スマホのタイムゾーンがうまく反応してくれない(いつもは、勝手に現地時間に切り替わるのに)。
宿のオーナーさんは「イースター島のことは忘れられてるから」と言ってた。
ちなみにWi-Fiもものすごく弱くて、画像を読み込んだりといったことはかなり難しい。
場所の雰囲気もサンティアゴとはすっかり違って、どちらかというとハワイみたいな感じ。ハイビスカスのような鮮やかな花が咲いて、ぴかぴかの緑が茂っている。
あとでガイドさんに聞いて知ったのだけど、イースター島の人たち自身も自分たちをチリ人だとは考えてなくて、ポリネシア人だと思っているらしい。チリ本土から来てる人を「チリ人」と呼ぶんだって。沖縄の人が本土の人をどう見てるかにちょっと似てますよねって、宿のオーナーさんも言ってた。
イースター島の人たちの言葉では、イースター島を「ラパ・ヌイ」(大きな島という意味)と呼ぶそうで、ラパ・ヌイ語というのもあるんだけど、その響きもハワイの言葉にすごく似てる。「おはよう/こんにちは/こんばんは」は「イオラナ」、「ありがとう」は「マウルル」。
さて、話を戻して、なんで大枚はたいてイースター島に行きたかったのか?について。
第一の理由は、有名なものを観る旅にしたい、と思っていること。
日本人の世界一周旅行者について、「みんなほとんど同じルートでつまらない」と言ってる人がいた。
だけど、なんでそんなにたくさんの人が同じものを見たがるのか?について、自分で検証してみる価値があると、私は思う。
元々あまのじゃくで、就活のときも「大手企業は受けるまい!」と思っていたし、「ゴッホの絵ってみんなどうせ有名だから観てるんでしょ?」と思っていたけど、多くの人を長いこと集めるってことは、やっぱり偶然じゃないのだ。
力のあるものがなんで力を持っているのか?、私は自分で感じてみたい。
もし、実際に見聞きしたときに自分にとってはそこまで響くものじゃなかったとしても、それが確認できることに意味があると思う。
第二の理由は、高校の英語の授業でイースター島について読んだことがずっと頭に残っていたこと。
その長文では、食糧不足で滅んでいったイースター島は、人類全体がこれからたどる道を先取りしているんじゃないか?と、言っていた気がする。
悲しい結末を迎えた島の今の姿を、見てみたいと思った。
※あと、モアイの一部は頭の上に赤い石を載せていて
↑こういうの。「プカオ」という
これは当時の髪型(まげ)を表現したものらしいんだけど、単語テストでこの単語が範囲になっていたのも印象に残っている…。今後絶対使わないだろ、こんなピンポイントな単語…と思った(案の定、プカオを英語でなんと言うかはもう忘れた)。
で、実際の観光について。
イースター島は車を使うかツアーに参加するかしないと回るのが難しいらしい(そこそこ広い上に起伏のある道のため)。
私は完全なるペーパードライバーなのでどうしたものかなあと思っていたが、リオデジャネイロの宿で会った方(イースター島経験者)が「日本人宿に泊まるなら大丈夫!絶対車運転できる人いるから!」と言ってくれていた。
ど、どうかなあ…どきどき。
…と思っていた矢先、なんと宿で一人の若者が、「車一緒に借りませんか?」と声をかけてくれた!
や、やった〜!
そんなわけで、3人の日本人の方たちとご一緒させていただくことになった。
【メンバー】
・転職する前の休みに世界一周航空券(しかもファーストクラス)を使って旅をしているNさん:気配りとユーモアの人
※脱線。イースター島に来る人にはワンワールドの世界一周航空券を使ってる人が多い。世界一周航空券の選び方説明会で聞いたのだけど、南米もルートに含められるのがワンワールドの強みなんだって。でも、それを可能にしていたLATAMが今年ワンワールドから抜けて、代わりにモロッコに行けるようになるらしい…。
・ヨーロッパ周遊旅を終えて南米を周遊している大学生のRくん(ドライバー!):明るくてまっすぐな人
・同じく卒業旅行に南米を旅行している大学生のKさん:行動力と社交性の人
車は翌日のお昼から24時間借りることになったので(日の出も見に行きたかったため)、初日は宿から歩いていけるところにあるモアイを見に行くことに。
サンセットのタイミングで見ることがおすすめのモアイらしいので、20時少し前くらいに宿を出る(このときの日の入り予想時刻は、20:45とかそれくらいだった)。
ちなみにイースター島には犬と牛と馬がめっちゃめちゃたくさんいる(写真の家は宿の大家さんちの犬)。
犬はびっくりするほど人懐っこくて、すぐに近づいてくる。
あとでガイドさんに聞いて知ったのだが、子犬のうちは餌をあげていたのに大人になったら餌をあげるのをやめるという人がイースター島には結構いるそうだ。人に慣れた子犬が大きくなって野良犬になった結果、こんなに絡んでくるみたい。
サンセットがみどころのモアイに行く途中、村のお墓があるんだけど
私はこのお墓がすごく好きだった。
(この写真あんまりよくないのでいつか差し替えたいんだけど…)カラフルなお花がいっぱい供えられてて、モアイのミニチュア飾ってあるお墓とかあって、なんというかとても爽やか。
最終日に、お墓をじっくり見に行ってしまったほど。地元の人に失礼になったら嫌だなあと思いつつ、写真も結構撮ってしまった。
ガイドさんいわく、イースター島の人たちにとって幽霊は怖い存在ではないらしい。風でドアが鳴ったりしたとき、「幽霊かもね〜ふふふ」って笑ったりするような、そんな感じなんだって。
これもガイドさんに聞いた話なんだけど、イースター島は全体がパワースポットらしく、宗教関係の人が見学に来ることも多いらしい。実際に何日か過ごしてみて、まったく納得した。
このお墓もそうなんだけど、海が見えるところやモアイの前、光のあたる丘、そういうのを見てると心に風が吹く気がするの。
てくてく歩いていって、最初にモアイを見かけたときはうお!!となった。
完全に逆光だけど…モアイ〜〜!と叫んでしまったよね。 これはたぶん、アフ・リアータかな。
(「アフ」というのはモアイが載ってる台座のこと。元々これしかなかったところにモアイを載せるようになっていったらしい。今はモアイの名前はほとんど残ってなくて、アフの名前だけ残ってるんだって。詳しくはまた今後の日記で書くかも)
アフ・タウティラ。横顔がかっこいいモアイ
そしてついに、サンセットスポット!
アフ・バイ・ウリ。
ざ、ざんねん、曇ってる〜!!
ちなみにずんくりむっくりなモアイは初期につくられたものだそうです。この人たちも初期のモアイってことすね。
翌日も行ったんだけど、やっぱり曇っていた…。
天気がいいと、もっと真っ赤になるらしいですわ。
お昼に見るのも、私は好きでした。
↑最終日に見納めに行ったときの写真。モアイと青い空・青い海って合うんだよなあ。
次の日記では、CMとかでよく見るモアイのことを書きます!(たぶん)
⇒そこまで進められませんでしたがよかったら読んでください。
↓続きの日記
いただいたサポートは、ますます漫画や本を読んだり、映画を観たりする資金にさせていただきますm(__)m よろしくお願いします!