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テニスが上達しないのはなぜだろう?

色々書かせて頂いてますが、私自身が感じること

自分自身が、どれくらいテニスが上達しているんだろうと

そしてその阻害要因は、どこにあるんだろうと

自問自答しながら、実は先月あるヒントがありました

私たちが制作している「みんラボ」YouTubeチャンネルにて公開された1本の動画

ここに、私が長年「これはこうだろう」と考えていた技術が、実は違うんじゃないかというヒントがありました

上達しないのは練習が足りないから?

それよりも、実は自分の中で凝り固まっている固定概念が大きいんじゃないかと

みなさんはどうでしょうか?

正面?そんなのバックボレーでしょ!

これが実は上達を阻害する

テニスにおいて、正面のボレーはバックボレーでさばく

読者のみなさんも、こう習った方が多いと思います

でも、実際はどうでしょうか?

私はこの動画に触れたときに、ガーン!と頭を揺さぶられるような感覚になりました

正面をバックボレーでさばくのは、安全なようで古い

フォアボレーで待っておく、くらいで実は実戦の場ではちょうど良い

そう気づいて私の周りの強い人を見てみると、気づいたんです

身体の正面を上手くフォアでも打っている!

もちろんバックボレーで返すこともありますが、それだけだと相手は正面を狙いやすい

そもそも、「フォア待ちのボレー」なんてしない方が良いとさえ思ってました

ですが、自分の中でも疑問が浮かんで来ました…実際の試合では、フォア待ちしている場面ってありますからね

先入観って怖いし、自分の上達を本当に阻害しているんだなと改めて思いました

逆を突かれて終わり?それはただの放棄

ある程度フォア待ちをしておく、というのはボレーだけでなくリターンのような場面でも大事

それは分かってるんですが、私もこれを決めきれないで中途半端なプレーになることがあります

その要因は、逆を突かれることを必要以上に恐れているから

逆を突かれて諦める、とまで言わないものの返球モチベーションが下がるような自分がいる

これでは、上達どころか勝負にならない

逆を突かれて何かを放棄する、それってすごくもったいないですよね

逆を突かれるのも、ある程度予測済みな訳じゃないですか

そこでどうさばくのか、これを研究して最低限相手のチャンスにならないような返球にデザインする

これこそ、私は成長だと思うんです

この成長は「正面をバックで取る」という無難な自分からの脱却

いや本当、こういう感覚こそテニスには大事だなと感じています

「当たり前」を疑ってみる

試合の現場には、色々な人がいます

綺麗なフォームじゃなくても強い人、その逆も然り

みなさんが考えている「当たり前」を疑うところから、実は大きく広がっていく

今回私も、「正面のボレー=バック」というところを、本気で疑うところからスタートでした

そして今、要所でフォアボレー待ちしながらバック側も対応する練習をしています

実際、試合でこれは使える、特にネットに近いポジションでは

当たり前のことを疑うのって、本当に怖いことですよね

今までの自分が否定される、コーチが教えてくれたことと違う世界を想像する訳ですから

でも、これだけは言えます

「当たり前」で武装しても、「当たり前のテニス」にしかならない

それは果たして、私たちが本当に望む自分でしょうか?

試合に勝ちたい、成長したいなら「当たり前」から疑いたい

みなさんの身近なところに、たくさんのたくさんの上達の芽があるはずです

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