思っている以上にダブルスは声かけが大事
みなさんはダブルスの試合の中で、どれくらい声かけを行ってますか?
相手がロブを上げてくる、時に前衛が「はい!」「お願い!」という声をかける光景はよく見ますよね
ですがそれ以外では、実際どうでしょうか?
最近改めて思いますが、この声かけってすごく大事だなと
ダブルスの試合で勝ちたいなら、細かい声掛けをペア間で行うこと
この意識だけで、かなり試合に強くなると思います
大事なのは瞬時の「共通認識」
都合の悪い情報も伝えることが大事
例えば、後衛がストレートにロブを打って甘くなる
相手前衛がスマッシュ、それが決まるような場面はよく見ますよね
ですがこのロブが甘くなった瞬間、自分が打った本人だとしてみなさんは何か声掛けを行いますか?
「甘い!」という心の声はあっても、それを前衛に伝えきれているかどうか
ペアの前衛はロブが甘いかどうか、相手が打つ直前に知ることになってしまうようでは対応が難しい
「甘い!」の一言、声掛けで情報共有があれば、守備モードで相手の前衛をしっかりケアすることができますよね
自分たちにとって都合が悪い、相手のチャンスになるような情報こそ、しっかりと共有すべきなんです
何も言わない=自分たちにとって悪くない状況、という共通認識が持てればそれもOK
日本人って、つい「都合の悪い情報」は隠したくなるじゃないですか
でも、試合の現場、ラリーの途中でもそれは瞬時に伝えて共有し、ペアで共通認識を持ってそのピンチを乗り越えるきっかけを作らないと
ちょっとしたことですが、後衛がこういう声掛けを行うことはすごく大事です
「悟って欲しい」と思ってない?
これもつい、私もやってしまいます
ロブが甘くなる…のは自分のせいですが、ペアも一緒に悟って守って欲しいと考えてしまう
声掛けをしないでも、しっかり連携して欲しいと、どこかで甘えてはいませんか?
前衛からすると、「言ってくれなきゃ分かんないよ」だと思います
後ろばかり見ていると反応が遅れるし、自分はポーチに出たりして相手の後衛と勝負したい訳じゃないですか
「悟って欲しい」というのは、独りよがりなだけ
共通認識を瞬時に持つ努力が足りない、まずそこに気づくことが大事です
自分が打ったボールは、もう変えられない
だったらそのボールに対応する精度を上げるしかない
ここに私たちは、もっともっと敏感になるべきだと思います
後衛が前衛に伝える情報はたくさんある
前を向いている前衛に、後衛が伝える情報は何か
上記のような「ロブが甘くなった」ケースはもちろん、自分が上がって平行陣になる場面も、「上がった!」という声掛けをした方がベターです
相手は当然、陣形によってショットや戦術を変えてきますからね
ラリーのテンポも上がるし、ロブの分担も変わるペアも多いでしょう
しれっと前に出て、相手がストレートロブを打って、ペアの前衛はチェンジする気満々…みたいな光景、よく見ませんか?
これって典型的な共通認識の不足
前衛は雁行陣だと思っていたのに、いつの間にか並行陣になっていたというだけ
後衛の声掛け一つで、防げる失点も多いはず
と考えると、声を掛けるなら「速いボールだけのラリー」はかなりしんどいことも分かります
声を掛けている間に相手が打つ、そんな感じでは全てが遅れてしまう
みなさんもぜひ、声掛けを再度見直して見るのと、それに応じたラリーのテンポも考えてみて下さい
きっと今よりずっと、ダブルスが楽になりますよ
そして返せるボールも増えて、ダブルスペアとして強くなるはずです
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