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PUGMENTと渋谷へ

PUGMENT(パグメント)が東京フォトグラフィックリサーチクラウドファンディングに向けて立ち上げた新プロジェクト「PUGMENT Tokyo Street Logo Project」の制作に同行させてもらいまいした。

パグメントは、都市とファッションの関係性にフォーカスしながら、着る、身にまとう、ということを通じて現代社会を考えていくコンセプチュアルな表現で、ファッション界だけでなくアート界からも大注目されています。

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PUGMENT Tokyo Street Logo Project

今回、パグメントは東京フォトグラフィックリサーチクラウドファンディングに向けて「PUGMENT Tokyo Street Logo Project」を実施。コンセプトは、「東京のあらゆる所(例えばハチ公や階段、放置された自転車や道路標識など)にロゴT-Shirt を着用させてファッションフォトを撮影し、その後、T-Shirt のダメージをスキャンして新たなT-Shirt にインクジェットプリントする。」というものです。

東京フォトグラフィックリサーチは写真や映像を通して現在の東京をヴィジュアライズすることをテーマとしていますが、パグメントの取り組みは衣服を通じて都市の痕跡をダイレクトに記録していきます。

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パグメントと渋谷を歩く

この日は渋谷ヒカリエで待ち合わせをして、1時間ほど渋谷の街を歩きました。新しくなったばかりの銀座線の改札、オープン間近の新宮下公園、駅前にそびえる渋谷スクランブルスクエアなどを通過しながら、渋谷の街に点在する様々なものにTシャツを着せて、その様子を撮影していきます。

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Tシャツを着せられるものを探しながら街を歩く、というのは、とても新鮮な体験でした。都市にあるものはそれぞれ役割を持っています。看板は人々に情報を伝え、フェンスは空間に境界を作り出し、植え込みは人工的な街並みに自然の印象を生み出そうとしています。パグメントはそこに、Tシャツを着る主体、という新たな役割を与えていきます。Tシャツを着せられたモノたちが、どことなくかわいくて見えたのが印象的でした。

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渋谷は今、モザイク状に変化しています。新宮下公園や、渋谷スクランブルスクエアを通って歩いて行くパグメントの後ろ姿を見ながら、これから東京という街が混沌として変化していけばいくほど、彼らのようなオルタナティブな活動とその表現がますます世の中に広がっていくことを実感しました。

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TPRは引き続き「PUGMENT Tokyo Street Logo Project」の制作に同行し、こちらでレポートしていきます。お楽しみに。

東京フォトグラフィックリサーチのクラウドファンディングでは、パグメントのスペシャルアイテムをリターンにご用意しています。ぜひ下記リンクから詳細をご覧ください。

https://www.makuake.com/project/visions



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