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~覚えておきたい 矢口新の相場語録~【実践】第23回 矢口新の ローソク足のみ トレード解説02 [矢口新の生き残りの投資セミナー テキスト教材]

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このnoteは「矢口新の生き残りの投資セミナー」のテキスト教材です。

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このテーマで学ぶこと

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このテーマは、動くチャートを見ながら詳細に売買のポイントを解説していくものです。テキストでは、矢口新が解説の際に述べた、特に覚えておきたい言葉のみをピックアップしてご紹介します。「手法」に関しては動画でお学びください。(動画時間:31分)

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・チャートを見ていると「ちょっと待つ」ということが、なかなか忍耐のいることのように思えるが、1分足の場合は1本の足が1分だけ。だから、「待ったところで、たったの1分だ」という気持ちは常に持っておいてほしい。

・待つべきところと、待たずに決断したほうがいいところ。その判断は「慣れ」によって精度が高まっていくもの。どんなに慣れていても見誤ることは当然あるが、1分足の場合はミスしたところで1分だけのミスだ。

ドテン売買の場合、「このへんで売って(買って)しまっていいだろう」と、いい加減なところで売買することがない。それは相場を見る目に非常に役立つので、ドテン売買はお勧めだ。

・私がプロでやっていた時は、ドテン売買はほぼしなかった。相場観をころころと変えるということに、もうひとつ納得がいかなったからだ。だが、実際にドテン売買をやってみて少し慣れてくると、ドテンのほうが機能するということが分かった。少なくとも、誰にでも機能する。「誰にでも」というのは、方向性を見定めて買いなら買いで入り、売りで閉じ、また入る時も方向性があるので、買いから入る…というようなやり方は、やはり相場観がよくないと、やられてばかりということにもなる。このやり方は一見すると難易度が低いように見えて、実はドテンよりも難易度が高いということだ。ところがドテンというのは、そのようなことは一切なしで、ただ値動きそのものだけに忠実であればいい。ゲーム感覚に近くなってくるので、こちらのほうが難易度は低いと私は考えている。必要なのは「慣れ」だけなので、誰にでも機能すると考えている。たとえばプロなどが具体的に何を考えているかというと、「この辺りまで下がれば買い手(投資家や輸入企業など)が入ってくるだろう。この辺りまでくると、売り(資本のヘッジ、輸出企業)が入ってくるだろう。この時間帯になれば、朝買っていたひとが売りに来るだろう。収支のポジションは週末になると閉じにくるだろう。ランチタイムでポジションを閉じる人がいるだろう」…など、さまざまなことだ。だが、ドテンというのはとにかく今買っていたものを何分か後には売りに転じたりするわけなので、そういったことが逆に言うと一切通用しない。だから、考えなくて済む。目の前のローソク足の動きにただ従うだけだ。

・一番単純化すると、前の足から高値安値ともに切り上げていれば買える。高値安値ともに切り下げていれば売れる。はらみ線、抱き線になっていれば様子見。また、「最初の押し目は買い」「最初の戻りは売り」というようなことも頭に入れている。

・いつも言っていることだが、高値更新のあとに安値更新があった時(拡散相場)は、頑張ってやっていても勝ち目が非常に薄くなるので、やめておくべきだ。

・取ったり(利食い)取られたり(損切り)しながらも、残していく。たとえば複利運用の観点でいくと、小さな利益でもまったく問題はないので、取れる時にしっかり貯めておけばいい。取れる時は、本当にすごく取れるので、そのような展開が必ずくると信じてやる。

・時間効率を考えて、少しでもやりにくくなれば切り上げるという方法も悪くないが、始めて慣れないうちは「やられても仕方ない」という気持ちで、身体にローソク足の上げ下げ、波動というものを叩き込むために長くトレードをするのも大事なこと。昔の著名な映画監督で、フィルムの長さを手で測り、何分でどういうものが撮れるかというのを身体に叩き込み、それがのちの財産になったという話がある。効率から考えると一見無駄と思えるようなことも、将来にとって無駄ではないということだ。

・相場での無駄な動きというのは収益に直接つながるものではないが、「波動」を意識しながら1分足でトレードをし、さらに1000通貨単位であっても実際のお金でトレードをすると、相当な効果がある。つまり、上達が早くなる。普通プロであっても何年もかかるわけだが、プロではない個人投資家の人でも、1日数時間、1分足で波動を意識したドテン売買を続けていれば、数か月で稼げるようになることも可能になる。

・1分足で3時間やれば、180本のローソク足がみれる。それは日足でいうと半年以上に相当し、さらに1分足の場合は目の前で動いてくれる。日足のようにほぼ動いていないようなものを何枚もみることよりも、動いているものを半年分、1年分、または何年分、一挙に見るというほうがはるかに役立つだろう。(※チャートはフラクタルなので、1分足チャートでも他の時間足のチャートを見るのと同じ効果がある)

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