航空物流業界のお仕事
航空物流業界の3形態
航空物流業界には、フォーワーダー、キャリア、インテグレーターの3形態がある。
フォーワーダー
航空貨物取扱業者。また、Door to Doorサービスを提供してくれる混載業者を指すことも。明確な定義はあまりなく、自ら飛行機を所有しない輸送業者という認識でOK?
国土交通省の免許が必要。同時にIATA( International Air Transport Association | 国際航空運送協会)の代理店でもある。
余談ではあるが、IATAには航空会社、旅行会社、旅行関連会社が加盟している。IATAの活動の一つに航空運賃や発券・運用ルールを決定していることが挙げられるが、LCCと呼ばれる格安航空会社はIATAにあえて加盟しないことで低運賃を実現しているところもあるんだとか。そういう絡繰りだったのね・・・
キャリア
航空キャリアというと馴染みが深い。定期運送事業者。自社航空機を有する。空港から空港への輸送を行う。ANAとかJALとか。
インテグレーター
別名クーリエ。こっちのほうが馴染みが深い。国際宅急便。自社航空機を持ちフォーワーダー機能を持ち合わせる。具体的な名前を出すとFedExとかDHLとか。
インテグレーター(クーリエ)のデメリット
クーリエがキャリアとフォワーダーの両方の役割を持っているなら、何でもクーリエで発送すればよいのでは?とこれをまとめたときに思ったが、どうやらそう単純なものではないらしい。
クーリエにもデメリットがあり、フォワーダーにもメリットがある。簡単にまとめると以下のようになる。
つまり大型荷物であったり、特殊な対応が必要なものはフォワーダーに頼んだほうがよいし、コストに関してもフォワーダーのほうが優れていることが多い(これに関しては一概には言えないと思うが)。なるほど、勉強になります。
参考:株式会社Shippio様のブログ
いつも痒いところに手が届く解説HPをありがとうございます...!!
参考文献
10分でわかる貿易のプロをめざす人の国際航空輸送の実務
姉崎慶三郎 著
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