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プロセスマネジメントを学ぶ

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定型業務の業務改善、工程可視化などです。
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#ビジネス書

『カイゼン・ジャーニー』③孤独の改善 マインド編

第二部、第三部もまとめようかと思ったけどやめました 笑 今回は、たった1人で改善を始める場合のマインドについて。 第一部にリッチに3記事使って、本書の紹介は終わり。 前回の記事 『カイゼン・ジャーニー』①一人で始める改善活動 『カイゼン・ジャーニー』②孤独の改善 実践編 『カイゼン・ジャーニー』 市谷 聡啓 (著), 新井 剛 (著) 1人の改善はメンタル勝負?本書の第一部では、主人公の江島の視点で改善活動が語られる。 ここではタスクボードの導入→チームでの共用化

『カイゼン・ジャーニー』②孤独の改善 実践編

改善の始まりはいつも孤独。実現に至るまでは辛く長い道のりだ。 どうやって個人で改善活動を始め、チームに伝播させていくのがよいのか?本書ではそのためのヒントを教えてくれている。 『カイゼン・ジャーニー』 市谷 聡啓 (著), 新井 剛 (著) 前回の記事 『カイゼン・ジャーニー』①一人で始める改善活動 個人で改善するための3つの活動新しいアイデアを思いついたとして、それを実現まで結びつけるために何をすればよいのか?本書の第一部では、そのための具体的なヒントを提示してくれ

『カイゼン・ジャーニー』①一人で始める改善活動

業務改善を題材にしたビジネス小説はたくさんあるが、ストーリーの導入は実に様々。 経営危機からはじまるものもあれば、謎のコンサル登場から始まるものもある。起承転結の「起」の部分は、読者の興味を引きつけなければならず、役割も期待も大きい。 その点、本書『カイゼン・ジャーニー』はこれまで出会ったなかで最高の導入といえるかもしれない。 『カイゼン・ジャーニー』について『カイゼン・ジャーニー』 市谷 聡啓 (著), 新井 剛 (著) ITエンジニアとしてSIer企業に勤務する

『クリティカルチェーン』③ものづくりをプロジェクトとしてマネジメントせよ!

『クリティカルチェーン』 エリヤフ・ゴールドラット 著 過去2回のnoteにて、『ザ・ゴール』の著者であるゴールドラット博士によるプロジェクトマネジメント論を説明した。 『クリティカルチェーン』①プロジェクトマネジメントの常識を覆す! 『クリティカルチェーン』②最適な納期管理 これらを踏まえて、僕からの製造業へのメッセージをまとめたい。書いていくと予想外に冗長になってしまったので、今回は先にまとめを示しておく。 まとめ・ものづくりはプロジェクト。ものづくり以外のプロ

『クリティカルチェーン』②最適な納期管理

『クリティカルチェーン』 エリヤフ・ゴールドラット 著 前回の記事: 『クリティカルチェーン』①プロジェクトマネジメントの常識を覆す! TOC理論がプロジェクトマネジメントにも適用できることを示した本書。 今回は、納期最適化の方法について。 5+5=13? 本書では興味深いたとえ話が登場する。それが「5+5=13」だ。 常識では、5+5=10である。それがプロジェクトマネジメントの世界では5+5=13となることが当たり前だという。 どういうことか? プロジェク

『ザ・ゴール』③ボトルネックを探せ!

『ザ・ゴール コミック版』エリヤフ・ゴールドラット 著 前回の記事:『ザ・ゴール』②ビジネスをカネの流れで考える思考 業務改善のバイブル(と僕が勝手に思っている)である本書。これまでの記事では「企業の目的は利益を得ること」「自社のビジネスをカネの流れとして把握すること」の重要性について解説した。今回はそれらを踏まえたうえで具体的な改善方法について考えていく。 交通渋滞を改善するには?本書から少しそれた視点にはなるが、交通渋滞を改善する方法を考えてみたい。これが業務改善の

『ザ・ゴール』②ビジネスをカネの流れで考える思考

『ザ・ゴール コミック版』エリヤフ・ゴールドラット 著 前回の記事:『ザ・ゴール』①生産性の正体 業務改善についてシンプルかつ実用的な手法を教えてくれる本書。経営者目線ではなく、現場からの解決策が示されていることが本書の良いところ。 前回の記事では「企業の目的は利益を得ること」であり、「生産性を高めるとはより多くの利益を上げること」であると確認した。今回は業務改善に必要な思考法について。 ビジネスをシンプルにとらえなおす業務改善を行う時、どこから手をつけるべきかという