Shinkansen with Pakistani
さすがというべきか、お盆の新幹線は混んでいた。
新大阪から乗れば始発に乗れただろうが、そのとき僕は京都駅から新幹線に飛び乗ったのだった。あまりに急ぎすぎていて、入り口近くの2列シート最前列に何も考えず座った。そして隣に座っていたのがパキスタン人だということにも最初気づかなかった。ひょっとしたら、ほぼ満席の新幹線で、彼の横だけが空席だったのは、彼が日本人でなかったからかも知れない。
呼吸も落ちてきて周囲が見えるようになった。「彼」が困っていたことに気づいた。どうやらスマホで