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【Little Witch Nobeta】非力な女の子をソウルライクの世界に放り込んだら【ゲーム感想】

こんにちはtozicaです。
今日はもくもく木曜日!

この記事は、エロゲーとか作ってるクリエイターの制作日記です。
noteなので直接的なエロ表現はありませんが、えっちな話が苦手な人は気をつけてね。

注意書き

Little Witch Nobeta クリアした

数年前に買ってずっと積んでた「Little Witch Nobeta」をここ最近遊んでたんですけど、この前クリア&実績コンプリートしました。
かかった時間は23時間ちょっと。
わたしのプレイスキルがへっぽこなので、うまい人ならもっと短い時間で達成できたんだろうなぁとは思うんですけど。
1周目で宝箱を一個見つけ損ねたせいで2周もしちゃったし、試練の塔を一通りクリアするのに3時間くらいかかっちゃったし。

成し遂げた…!

ロリダークソウル」というミームでよく知られる本作。
実際遊んでみると、ただの「小さな女の子が主人公なだけのソウルライク」ではなく、ちゃんと「ソウルライクという土台の上に魔法使いの少女を主人公に据えたらどういうシステムがベストなのか」っていうのがとても考え抜かれていて、非常に良作でした。

ただ、ソフトの定価がなかなか良いお値段するので、ちょっと割高感はあるかも。
わたしはアーリーアクセスの終了間際に買ったので平気だったんですけど。

遠距離攻撃が強いソウルライク

まずねー、戦闘システムが面白かったなぁ。

一般的にソウルライクといえば「プレイヤーの動きは重厚で、敵の攻撃を数発食らったら死ぬシビアなバランスの中で、間合いをじっくり測りながら近接をメインとした戦いをする」っていうのがお決まりですよね。
遠距離攻撃も出来なくもないけど、近接攻撃と比べてダメージがすごい低かったり、消費アイテムが必要だったりする。

一方で本作では、近接攻撃ではなく魔法による遠距離攻撃が主なダメージリソースになってます。
数秒間 ”詠唱” することによって強力な魔法を発動できるので、敵の攻撃を避けながらどうにか詠唱を済ませて、魔法を敵にぶち当てていくのが基本戦略です。
手に持った杖で殴ることもできるけど、ダメージは雀の涙。
非力な女の子だからね。

んで、じゃあ近づいて戦うことに全く意味がないのかといえば、そんなことはなくて。
魔法を使うためには魔力が必要なんですけど、杖で殴ったり、敵の攻撃をギリギリで回避したりすると、魔力が回復するようになってるんですよね。
さらに、魔法を詠唱中だと、魔力回復の代わりに詠唱が加速するので、近接戦闘をすることによって強力な魔法を短いスパンで撃てる。
これによって、近接戦闘に覚えがある人は敵にガンガン近づいて強力な魔法をどんどこ撃つプレイができるし、そうでない人は敵から離れてじっくりと詠唱することもできるわけです。
このあたり、プレイスタイルに対する懐が広くて、よく出来てるな~~って感心しちゃった。

非力な女の子らしいアクション

本作がリリースされた時期にたぶん一番評価されてたところって、たぶん主人公のノベタちゃんのかわいさだったと思うんですよね。
見た目の可愛さもそうなんですけど、走ってるときにスタミナが切れるとずっこけちゃうとか、レバーを下ろす時にぴょんって飛びついて自重で下ろしたりとか、そういうちょこちょこしたアクションがいちいちかわいい。

ほんとにねー、ソウルライクって鎧でゴテゴテした成人が主人公のことが多いんですよね。
なので、ちっちゃくてかわいい女の子でソウルライクを遊べるっていうだけで最高だった。衣装によってはパンツも見える!!!!!!
最近はポリコレやら何やらでそういうゲームも少なくなってきましたけど、やっぱりアクションゲームでパンツが見えるのいいよね……ってなった。

UIのちょっと微妙なところ

プレイしてる間ず~~~~っと不満だったところなんですけど。
メニューとかで「はい/いいえ」の選択肢が出てくるときに、選択肢が出てから操作可能になるまでにちょびっとだけタイムラグがあるんですよね。
それに加えて最初にカーソルが「いいえ」になってることが多いので、「はい」を選ぼうと思って操作しようとしたら操作できてない…みたいなことが頻出してて、ちょいちょい辛かった。

自分がゲーム作るときは、これ絶対やらないようにしよう……って思いました。

個人制作の臨界点として

個人ゲーム開発者の端くれとしては、少人数の開発体制でここまで作れるっていうのもすごく刺激になりましたね。
もちろん、ちょっとした操作感とかに作り込みの甘さが出たりするところもあったんですけど、それでも小規模インディーズでここまでのゲームを作れるんだなぁっていうのは、すごくモチベーションを貰える。

まぁ~~~、スタッフロールを見た感じ、先頭に立ってる人はもともと3D畑の人っぽい感じだったので、3D素人のわたしがそこに追いつくのはすごく大変だろうなぁとは思うんですけども。
とはいえほぼ個人の範囲でここまで作れるっていうだけでも、勇気を貰える感じがします。


そんなわけで、今回も遊んでよかったなぁと思えるゲーム体験でした。
たのしかった!!!

おしまい。

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