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Gato Roboto おもしろかった【ゲーム感想】

こんにちはtozicaです。
今日は日曜日!

この記事は、エロゲーとか作ってるクリエイターの制作日記です。
noteなので直接的なエロ表現はありませんが、えっちな話が苦手な人は気をつけてね。

注意書き

Gato Roboto クリアした

前からPlaydate向けに「プロペラちゃん」っていうアクションゲームをちょびちょび作ってるわけなんですけど、これ、将来的にはSteamとかにも展開したいなーと思ってるんですよね。
それで、白黒2色のアクションゲームっていうことで何か参考に出来るところは無いかなーと思って、最近「Gato Roboto」をちょっとずつ遊んでました。
最近やっとクリアしたので感想を書きます。

どんなゲーム?

いわゆるメトロイドヴァニア系のアクションゲームです。
ただ、悪魔城要素は殆ど無くて、基本的にはすごくメトロイドに対するオマージュ満載のゲームなので、どちらかといえばメトロイドライクとでも言うべきかも知れない。
2Dのマップを縦横無尽に探索して、アップグレードを取得することでアクションが拡張され、さらに探索できる範囲が広がって、時にはボスとの死闘を繰り広げて…みたいな感じ。

すごく既視感のある雰囲気の通路とドア

プレイ時間としては、全ての収集した上でも3時間ちょっとくらい。
ゲームボリュームとしてはだいぶ小粒な感じでしたね。

ちなみにSteamの商品ページだと日本語対応無しって書いてあるんですけど、ばっちり対応されてます。
台詞とかも機械翻訳感の無いちゃんとした翻訳でした。

プレイヤーとしての感想

非常に小規模ながら、とても満足度の高いゲームでした。
アクションとしての操作性もすごく良くて、各種のボス戦もほどよく手に汗にぎる難易度で面白かったし、ストーリーもシンプルながら楽しめた。

ゲームを進める中で、プレイヤーであるネコの状態が「非搭乗」「バトルスーツ」「潜水艦」などなど、色々に変わっていくわけなんですけど、そのそれぞれで出来ること出来ないことがちゃんと差別化されていて、それによって探索が飽きないものになっていたのがすごく良かったです。
例えば素のネコちゃんの状態だと、1撃で死んじゃうし攻撃は出来ないけど、水中を泳げるし壁も登れる。
一方でバトルスーツに乗っていると、攻撃できるしライフも複数あるけど、水中には入れないし、高さが1マスの通路は通れない…みたいな。
それらの違いをうまく使い分けながら探索を進めていくっていうのが、探索アクションゲームとして非常に上質だったなぁと思います。

ファストトラベルが無いことだけはちょっと煩わしいかなーって思ったけど、マップ自体がそこまで大きくないのもあって、不満点として数えるほどではなかったですね。

ゲーム制作者としての感想

まずは何よりも勇気づけられたことは「白黒2色でも、遊んでる分には意外と気にならないな」っていうことですね。
もちろんドットアニメの秀逸さのおかげとかはあるんでしょうけど、他の人のレビューを色々眺めてみても、この1bitグラフィックには殆ど言及されていなかったんですよね。

つまり、ちゃんとゲームとして面白ければ、色が1bitであることや解像度の低さなどはプレイヤーの評価にはさほど影響しない…ということです。
意外さと納得感の両方を感じつつ、個人的にはすごく勇気づけられる知見が得られたなって思います。

あとは、1bitカラーの表現を、白と黒だけじゃなくて、他の色の組み合わせにも変えられるっていうところも1bitカラーであるこその面白い機能だなーって思いましたね。
ゲーム開始時は白黒だけなんですけど、ゲーム中でカートリッジを取得していくことで、オプション画面から色を変更できる。

こんな感じで色を変えられる

本作においては単なる収集要素&オプション項目っていう感じの扱いだったわけなんですけど、考え方によってはこのあたりの要素を世界観とかストーリーとかと結び付けたゲームなんかも作れるかも知れませんね。


そんなわけで、個人的には色々収穫が得られたし、ゲームとしても面白かったので、遊んでよかったなーと思えるゲームでした。
おすすめです。

おしまい。


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