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◼︎ 赤田のみるくウンケー ◼︎

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首里赤田町の伝統行事「赤田のみるくウンケー」に行ってきました。約300年前、僧侶が中国福州から弥勒(みるく)様の掛け軸を琉球に持ち帰り、首里城に奉納しました。赤田集落の人々はありがたい掛け軸をいただいた事に感謝し、毎年旧暦の7月16日にお祭りを行いました。

ある年、首里に天然痘やはしかが流行したのですが、赤田には患者が出なかったことから、みるく様に感謝し、掛け軸に描かれた姿の立体の張り子を仕立て、みるく行列を行うようになりました。琉球王国時代から大正時代まで続いたのですが、昭和5年に一度中止となり途絶えましたが、首里城正殿の復元を契機に94年に復活しました。

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赤田クラブから出発し、みるく様を先頭にお供、路次楽(るじがく)、ン力ジ(ム力デ)旗を持ったミルクングヮ(みるくの子どもたち)が続き、集落を練り歩きます。沿道ではみるく様を来るのを待っており、子供たちの頭の上で団扇を仰ぎ、厄をはらってもいます。特に子供が生まれた親は、赤ちゃんの健康を祈願します。泣き出しちゃう子供もいますが、子供の健康をのぞむ方、ぜひ団扇で仰いでもらっては?

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