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◾️ 美底山御嶽(大山御嶽) ◾️

大山御嶽に行ってきました。以前は、場所がわからず諦めたのですが、大山貝塚の碑が移動していたコトで、偶然見つけることができました。かつては「美底山(ミスクヤマ)」と呼ばれていたそうです。

伝承によると…
昔々、与那覇宮城(南風原町宮城)に「御宿井(ウスクガー)」という井戸があり、その隣に「大国子」という人物が住んでいました。ある晩、御宿井が光っているので、様子を見に行くと天女が水浴びをしていました。大国子は、木に掛けてあった羽衣を盗み隠しました。再び井戸に戻り、天に帰れなくなった天女に話しかけ、後に嫁にしました。

2人の間には男の子と女の子が生まれ、女の子は成人してノロ(祝女)となりました。このノロの子孫である伊波子が約200年にこの辺りに移り住み、集落を作り大山と名付けました。そして、子孫繁栄を祈願して御嶽を建て、松を植えたと言われています。そのことから「伊波ヌ御願小」とも呼ばれ「伊波門中」の発祥の地とされ、ウチマーや旧歴9月9日に、こちらで拝みを行っているそうです。

さて調べているとこの御嶽、沖縄ではかなりの心霊スポットとしても有名だそうです。ユタによると、祠より奥は「死者の世界」とされ、侵入すれば命の保証がないとか…

男や女の呻き声が聞こえたとか…
訪れると必ずケガや病気になるとか…
鞠をつく子供の霊が出て鞠を受け取ると死ぬとか…
老婆の霊が出るとか…

とりあえず、そういう興味本位で訪れない方がいいかと思います。


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