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◾️ 大里の大綱引き ◾️

2年に1度行われる大里の大綱引きに行ってきました。旧暦6月25日の六月カシチーに合わせて行わ、区民が黄色の鉢巻を締めた東之平(アガリヌヒラ)と青の鉢巻を締めた西之平(イリヌヒラ)に分かれて綱引きを行います。ちなみに「六月カシチー」とは、旧暦の6月25日に行われる米の収穫を報告する行事で、新米でカシチーと呼ばれる強飯を炊いて仏壇などに供える日のことです。綱引きは、五穀豊穣や家内安全などを祈願して行います。


早めに着くと西之平のおじさんに話しかけらました。着いた時には綱が用意されておらず、おじさんから…

「これから綱を取りに龕屋に行くから」

と、誘われました。龕屋(ガンヤー)については下記のURLから。龕屋の側の小屋に大綱が置かれており、それを担いで会場まで運んでいきます。運び終わると、綱のお清めとチェックをします。

綱引きの前にガーエーがあります。綱を担いで会場を一回りします。

すれ違う時に東之平(アガリヌヒラ)が持っているカヌチ棒を尺棒で叩きます。

回り終わると綱を合体させるのですが、互いに

「上げろ、上げろ」

と、言いあいます。後で聞いてみると、

「ケンカさー」

と、教えてくれました。

綱引きは2本あり、1本目を「新綱(アラジナ)」と言い、この勝者が真の勝者となります。今年は東之平が勝利!西之平から物言いがつきましたが、判定は覆らず…ちなみに大里の大綱引きは2日あり、次回は8月14日に行われます。


龕屋(ガンヤー)について
https://note.mu/toyslab/n/n20b2cf6c08b0

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