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沖縄の史跡

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沖縄には「御嶽(うたき)」や拝所と呼ばれるウガンをする場所がいたるところにあります。観光地ではないので紹介されることはありません。場所によっては不思議な雰囲気をかもしだす御嶽や史…
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2020年6月の記事一覧

◼︎ 小禄神社 ◼︎

小禄で撮影している時に見つけた神社です。敷地内に「平和記念堂」という石碑があったので、戦争関連のものかと思ったのですが… 調べてみると、以前ここに記念堂があったそうですが、糸満市の平和記念公園に移したそうです。ちなみにここ拝所だそうで、かなり立派なつくりでした。

■ 安富祖の御嶽 ■

安富祖のコスモスを撮影しているときに、なんとなく見上げた丘のようなとろこにあったのが、この拝所です。「琉球国由来記」によると、安冨祖村には森城嶽とアッタ嶽があるそうです。森城嶽が、今回紹介する安冨祖御嶽と言われています。 御嶽には、3つに分けられていています。安冨祖集落は3集落がなっていると言われ、それぞれの石が各集落のイベ(御嶽の中心)とされています。

◼︎ 寺小毛(土帝君)  ◼︎

国場の「寺小毛(ティラグヮーモー)」に行ってきました。土帝君が祀られ石積の祠があり、久米村の国場殿内(コクバドゥンチ)から拝領された金の仏様が祀られていたそうです。ところが、いつの間にか赤瓦の像になってしまったそうです。やがて像の顔が壊れ、コンクリートで補修されています。 土帝君は16世紀頃に中国から伝わり、国場では土地の神様だけでなく、農業・漁業・悪魔祓いの神様として崇められています。旧暦2月2日にお祭りがあるそうです。