浜の常夜燈と復元北前型弁才船みちのく丸 野辺地町
2024.04.29 今年のゴールデンウィークはなんと10連休を頂き、東北旅行に出掛け、旅もやっと青森県に突入だ。次に向かったのは、野辺地駅前にあった常夜燈の現物を見にやってきたのは、常夜燈公園であった。
常夜燈公園は、野辺地町の漁港や海水浴場の近くに作られた公園であった。常夜燈とは、簡単に言えば「灯台」のような役割をしていました。野辺地町は文政時代に岩手県の盛岡藩が日本海航路への窓口として野辺地港へ訪れるなど、海運の重要拠点都市として賑わいをみせ、そして夜間に野辺地港へ夜間入港する船の目印として利用されていたのが、この常夜燈なのです。
国内に現存する常夜燈の中では、最古参に近く、石で作られた常夜燈としては極めて古い物だそうです。また常夜燈の周辺は、公園が整備され遊歩道やベンチ、家族連れが遊べる遊具が設置され、海を楽しめる公園として町民憩いの場となっている。
その常夜燈公園一角には、2018年4月に「復元北前型弁才船みちのく丸」通称「北前船」が設置されていた。北前船とは、江戸時代から明治時代にかけて、日本海の海運の主力となって活躍していた船で、今回設置された船はそれを復元したものであった。全長はなんと32.0mと巨大なもので、載貨重量150t、帆柱までの高さが28m、帆船なので、エンジンなどの動力はありません。この船は、2005年に完成し、青森市の沖館地区にあった「みちのく北方漁船博物館(現・あおもり北のまほろば歴史館)」に展示されていたものを、2014年からは野辺地町が所有することになり、2018年4月から常夜燈公園の敷地内に陸揚げされていた。
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