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恐山 正津川 野湯群で入浴


無事恐山境内にある共同湯3カ所入浴し、宇曽利山湖に戻ってきた。結局、賽の河原には寄らなかった。この宇曽利湖は、カルデラに雨水がたまってできた「カルデラ湖」で、湖底から出る火山ガスや熱水によって、湖水は強酸性になっていて、つまりは温泉湖であった。そんな湖には、生きものがいないわけではなく、湖に適応した魚であるウグイや、湖周辺を優雅に飛ぶルリイトトンボなど、たくさんの生き物たちが見られることも恐山の魅力であった。温泉湖であるなら入浴できるチャンスをうかがったが、観光客が多くて凡人の拙者には出来そうもない。


三途の川に掛かるアーチ橋の下を覗けば、宇曽利湖から流れ出る水は温泉成分で着色され、この正津川は完全に湯川となっていた。


水素イオン濃度はpH3.5付近の酸性水温は25.7℃もあった。拙者の知っている限りでは酸ヶ湯温泉近くの地獄沼と同じ湯湖である。正津川は、宇曽利湖の唯一の流出河川で、津軽海峡に注いでいく。


恐山周辺が、熱源地帯であるならば、どこかにいい湯溜まりはないかと下流側に車を走らせると、500m下流待避所があり、車を駐め辺りを見渡せば丁度いい湯溜まり発見し、早速温度計を挿入すれば31.8℃であり、これなら入浴できるが、深さが解らない恐ろしさがあった。


では、恐る恐る入浴開始。


深さ60cmほどで収まり、深さは申し分ない。湯底から湯が沸き出しても無く安全に浸かってられた。


底には、泥が堆積しているため出る勢いで湯が濁った。これに気分を良くし、辺りを見渡せば、さらなる湯だまりがあり、湯温37.6℃だが、深さがないでここは諦めていた。


また足元には、湯温70.2℃の湯だまりがあった。


遠目に湯船のような跡?に目が止まり近寄っていくが、何だろうこの四角の枡は?入浴施設跡なのかな?黄色いのは、硫黄かな。きっと硫黄取り施設なのか解らなかった。


この後 湯坂温泉脇で野湯を楽しんだ。

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