鍋山の湯 別府3秘湯


2023.10.09 久しぶりに別府界隈と言っても別府3秘湯にやって来た。まず2湯目は、同じ別府三秘湯の一つ「鍋山の湯」にやって来たが、昨日からの雨がまだ降り続いていた。


駐車場から浴槽までは、徒歩約5分の登り坂を歩きます。視界も開け目の前には荒廃した岩山が広がり、法面からは噴煙も上り、硫化水素の香りも漂ってきます。


目の前に目標となる大きな岩が迫り、その下に湯船が作られている。湯船は、2つあり、熱湯と微温湯に分かれており、微温湯は熱湯に溜まった湯が流れ去って行く様に作られている。源泉パイプと、もう片方は沢の水が注ぎ込まれ、温度調節は沢の水の水量によって行われます。この鍋山の湯を語るのに忘れてならない事件がありました、2010年神戸の女性が、鍋山の湯を利用した帰りに殺害されていた。ご冥福を祈ります。へびん湯で入浴した際、スーパーボランティアの尾畠さんの情報では、金網の門で閉鎖されているが、人が通れるくらいの隙間がありそこから奥に進める。2010年の事件後この門が作れらたのには、野湯のうち鍋山の湯だけが個人の所有であるため、閉鎖されたが、近年所有者が大阪人に変わったそうだが、変わったからどうだと言うことまで聞けなかったが、入浴は可能ですと。


鍋山の湯は石を並べた程度の浴槽が2つ並んでいて二つ併せて5-6人が同時に入れる程度の大きさです。ここには鶴の湯やへびん湯のような脱衣場などというものは無い。源泉温度は約97℃と激熱ですが、先客がいれば、適温に管理されているため直ぐに入浴出来るが、朝一番湯などに当たれば入浴するまでに苦労をすることがある。脱衣所はないので他人の目が気になる人は大岩の裏で着替える事を勧めます。湯船は二つあり上段の方が源泉から直接湯が入り込むため熱く、下段の方が優しい温度帯湯であった。自然湧出の硫黄泉の湯温は約97℃と激熱だが、巧みにホースを操作し湧水を引くことで温度調整されている。この湯を泥湯と言いますが、別府温泉保養ランドのような湯では無くやや透き通った泥湯であり湯底には微かに泥が沈殿している程度です。またゆで卵を作れる蒸し器?があり入浴時間中に調理できます。

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