湯布院温泉下ん湯


2023.10.09 湯布院にやって来たが、今日の湯布院はめちゃ込みであったが、そんなの関係ねぇで、目的はただ一つ金鱗湖脇に佇む温泉「下ん湯」であった。


この湯には、この地方に来る度に必ずや立ち寄る大好きな温泉であった。小洒落たスポットが多い湯布院だが、古き良き昔の風情が残る混浴共同浴場も健在で、そんな湯布院の共同浴場の中でもシンボル的存在なのがこの下ん湯であった。


この下ん湯は混浴共同浴場で、料金箱に300円を入れれば誰でも入浴することができ、湯小屋に入るとそこは脱衣場と一体になった造りで、内湯と開放的な半露天風呂があるだけと正しくシンプルイズベストであった。今日は先客が一人入浴中で、我々も同湯させて頂いた。


湯布院随一の観光名所である金鱗湖の湖畔に佇む湯舎内は、外の喧噪とは違った静寂の中の入浴であった。実にこのギャップが良いね。金鱗湖は、由布岳の下にある池ということで、大分なまりで「岳ん下ん池(=岳の下にある池)」と呼ばれていた湖は、1884年に儒学者の毛利空桑(もうりくうそう)が、湖の魚の鱗が夕日に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けたと伝えられ、
湖の周りには散策路が整備されており、魚や水鳥が泳ぐ姿が眺められ、散策するにはピッタリの場所です。また秋から冬の早朝には、朝霧に包まれた幻想的な金鱗湖の姿を見ることができますが、今日の金隣湖周辺には溢れんばかりの観光客にうんざりし、本当は由布院駅など見せてあげたかったが立ち寄るのを諦めていた。

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