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2024日本一の芋煮会フェスティバル


2024.09.15
五年ぶりに山形市で行われる日本一の芋煮会フェスティバルにやってきた。この芋煮会は、2020年と2021年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止。2020年は、代替イベントでドライブスルー方式で芋煮セットを販売、2022年からは前売券の販売、蓋付きでの提供、キャッシュレス決済などの変更を行い3年ぶりに開催し、昨年、4年ぶりに通常開催していた。この三連休、天気がなんとか持つ予想が崩れ、朝4時頃雨が降り出し、結局拙者たちが会場にいた時間も雨の中で芋煮を食べていた。


今回は、事前前売り券(9時半、500円)を購入していたため、待ち時間もテントの中で待機できていたのは、唯一のラッキーであったが、雷鳴がとどろき、大粒の雨が吹きすさび、いつ中止と発表されてもおかしくない状況であった。でも、払い戻しや、残食の処分など考えると中止にも出来なかったんだろう。



直径6.5mの日本一の大鍋「三代目鍋太郎」で約3万食の芋煮を出来上がるのを待っている人々の姿には雨傘があった。


使われる食材も、県産のサトイモ3.2トン、長ネギ3500本、それに、県産ブランド牛の山形牛1.2トンなどを重機もつかって調理するというすべてが規格外のイベントであった。


何でも雨避けに大きな鍋蓋を吊るしながら芋煮が作られていた。


係員の話では、雨の中のフェスティバルが開催されたのは、2016年以来8年振りだということであり、今日の雨はある程度想定されていて、馬見ヶ崎川上流にある蔵王ダムでは、緊急放流し、当日の増水に備えていた。


待ちに待った芋煮がやっと手に届いた。幸いにこのときだけ雨が小康状態となり、この日は気温22℃前後と冷え切った体に芋煮の温かさが染み渡っていく。


今回で4度目の芋煮だが、今回も美味しく食べることが出来たが、対岸で作られる塩味芋煮派や、各種ブースなど全くと言って立ち寄ることはしなかった。ニュースでは、午後2時に芋煮が完売していたと報じていた。


芋煮の歴史は諸説あり、かつて京都との舟運で栄えた山形。江戸時代、元禄、京都方面から最上川上流に荷物を運んできた船頭たちが、その河原で地元の里芋と運んできた棒鱈とを煮て食べていたのが広まったと言われ、今も山形では秋の訪れとともに、芋煮が家庭の食卓に上がります。実は、2001年11月に「二代目鍋太郎」は大鍋の直径でトップの座を失い、この時、高山市の「飛騨にゅうかわ宿儺(すくな)まつり」で、直径6.1mの大鍋が披露され、それは「二代目鍋太郎」より10cm大きい大鍋であった。そこで2018年、現在の「二代目鍋太郎」の形状を維持することを条件とし、鍋底面の補強材の寸法を60mm幅から100mm幅へ広げることで最大直径6.5mまで製作され、再び「直径日本一の大鍋」となっていた。最後に、芋煮代が300円から500円に値上がりしているのはちょっと高過ぎはしませんか。

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