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肌が潤い、余分な熱も取る!~イチゴ~

皆さん、こんにちは。
久々の薬膳食材の記事になります。

今週は旬を迎えるイチゴのご紹介です。
イチゴはビタミンCや食物繊維といった成分が有名なので、お肌に良い食材というのはご存じの方が多いかもしれません。

中医学的な観点だと、美肌に加えて、熱さましや咳を止める、胃腸を健康にするといった作用があります。

次項より詳しく書きますので、良かったら読んでみてください!

1. イチゴの効果

イチゴは滋陰類とよばれる、陰虚証を治療する食薬に分類されます。
陰虚証は、陰液(血や全身の水分)が不足している状態を指し、下痢や嘔吐が続くと陰虚証になってしまいます。

滋陰類は、身体の陰液を補填して、臓腑を潤し、補血することで陰虚証を治療してくれます。
イチゴはその中でも、に作用してくれるため、幅広い症状に対応することが出来る食材になります。

下記の症状に心当たりがある人はイチゴがオススメです。
暑がりで喉が渇く人
乾いた咳が出る人
消化不良が原因の下痢がある人
食欲不振気味な人

実はイチゴには身体の余分な熱を取る涼性作用滋陰作用があるため、暑がりで喉が渇く人に最適です。
さらに、身体の水分を補う作用から渇いた咳にも効果があります。
そして、健脾和胃けんぴわいという脾の運化作用を高めて、胃の機能を改善することで、食欲不振や消化不良を解消してくれる作用があります。

イチゴは個人的にも大好きな食材なので、美容や健康にもオススメできる食材だと嬉しくなりますね!
しかし、何事も食べすぎには注意が必要で、食べ過ぎてしまうと滋補により胃を痛めてしまいやすいので、いちご狩りの際には気を付けてくださいね。

2. 実際の調理方法

一番のオススメはジャムにすることです。

砂糖不使用!真っ赤なイチゴジャム☆

特に砂糖を使用しないジャムがオススメになります。
砂糖は使用しすぎると、脾の働きを阻害してしまうため、むくみや消化不良といった症状が出る可能性があります。
なので、ジャムを作るときは砂糖は使いがちですが、控えめレシピをオススメいたします。

3. まとめ

今週はイチゴについて取り上げさせていただきました。
イチゴは、滋陰類とよばれる、陰虚証を治療する食薬になるため
①暑がりで喉が渇く人
②乾いた咳が出る人
③消化不良が原因の下痢がある人
④食欲不振気味な人
にオススメです。

オススメの使い方としては、砂糖を使わないイチゴジャムになります。
砂糖の使用しすぎは、脾の働きを阻害してしまう可能性があるため控えめのレシピを推奨します。

イチゴはこれから旬を迎えます。大人も子供も大好きな人が多いので取り上げさせていただきました!
こんな効果があるんだ~って知ってもらえたら嬉しいです。

今週の薬膳は以上となります。
最後までありがとうございました!
これからも皆様の役に立てる知識を共有できるように頑張ります!
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