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2020年下半期に生活を彩った25曲

あっという間に2020年も終わろうとしていますけれども。
今年は大変な年でしたね。おそらく100年後の歴史の教科書に今年の出来事は載っていることでしょう。

自分の2020年という年にタグ付けするとしたら、
#人に会えることの喜び、#人との距離感の葛藤、#リモートでのチーム育成、#自然への回帰、#健康的な生活 #家族 #スペイン語 #韓ドラ
といった感じでした。

# 地元 #最高すぎた #圧倒的感謝 といったタグは残念ながら予選落ちでした...。いや〜残念。


さて、下半期も自分の生活を彩った曲を選抜に選抜を重ねて、時々センバツ高校野球の「センバツ」はなぜカタカナなんだ...? と意味不明な脱線を起こしつつ、最終的に25曲選抜しました。

上半期の記事を見逃した方は下部にリンクを貼りましたのでそちらもよかったら。


それでは、レッツシモハンク(下半期)!

1. HONNE - no song without you

一言コメント:
ホンネの新譜より。あったけえ曲でした...。今年はソーシャルディスタンスで人との距離は離れてしまったけれど、そんな寂しいひと時に寄り添ってくれるような1曲でした。


2. 原 摩利彦 - PASSION

一言コメント:
PASSIONというタイトルとは裏腹に静かな曲なのですが、何か熱いものを感じた1曲でした...。なんだかお寺に行きたくなる曲でした。


3. Arlo Parks - Black Dog

一言コメント:
ロンドンのSSW、Arlo Parksから「Black Dog」を選抜。何かを超越した「優しさ」を感じる1曲だった。
豆知識ですが、Arlo Parksは村上春樹の『ノルウェイの森』の本からも影響受けているんだとか。

また、RadioHeadの「Creep」カバーも秀逸です。ピアノでしっとり弾くとこういうサウンドになるのね。


4. Bon Iver - AUATC

一言コメント:
音からのイメージは日光のきらめき、高揚する気持ち、祝祭って感じ。春が来たら小躍りしながら聴きたい1曲。
ちなみに"AUATC"とは"Ate Up All Their Cake(ケーキを全て食べ尽くした)"という略。実は歌詞を見ると資本主義に対するメタファーを表しているんだとか。


5. Disclosure, Fatoumata Diawara - Douha (Mali Mali)

一言コメント:
ボーダーレスでピースフルな雰囲気とDisclosureらしさが非常にバランス良くミックスされていた1曲でした。ニューアルバムタイトルでもある"ENERGY"を感じられる曲です。



6. Jacob Gurevitsch - Finus

一言コメント:
デンマークのスパニッシュギタリスト、Jacob Gurevitsch。夏っぽいのに涼しい曲。スペイン風の中庭(Patio)の日陰で聞きたい。


7. chelmico - エネルギー

一言コメント:
思い出野郎Aチームとchelmicoの共作。歌詞が最高すぎた。良いタッグですね。今後も共作して欲しい。


8. Vaundy - 不可幸力

一言コメント:
いまさらながらSpotifyのCMで起用されていたことがきっかけで知った1曲。焦らしつつサビに向かっていくので、サビが待ち遠しく感じる。戦略的だよね。


9. Ezra Collective - Samuel L Riddim

一言コメント:
UK Jazzの最重要バンド、Ezra Collectiveの新曲。
ドラムが猛烈にかっこよすぎる。1:55〜からのドラムソロからのBreak、そしてまた展開が変わるのがたまらん。



10. Phoebe Bridgers - Kyoto

一言コメント:
何気に同い年だったPhoebe Bridgers。今年リリースした新譜『Punisher』が各メディアから高評価で、その中でも「Kyoto」という日本人にとても馴染みが深い曲を選抜。サウンドがあったかくて優しい声なのに、歌詞は「おまえを殺してやる」とか言っていて面白い。



11. KID FRESINO - No Sun

一言コメント:
スチールパンが奏でる品の良さを感じる1曲。MVの廃墟と植物のコントラストが素敵。


12. Jamie xx - Idontknow

一言コメント:
こもった軽い音のビートから途中からのテンポチェンジ(1:11〜)は思わずアガってしまう...!しかもテンポチェンジの仕方に無理やり感があるけどそこがまた良い。呪術的なコーラスもクセになります。


13. 冥丁 - 花魁 Ⅱ

一言コメント:
広島在住の音楽家、冥丁(Meitei)。まさに日本のBibioといっても過言ではなさそう。昨今、70, 80年代インスパイアの昔の音楽を昇華した楽曲はよく聴くけれど、ここまで日本の昔のサウンドを利用する人はそういえばいなかった気がする。Lost Japanese Folkといった感じ。


14. Vulfpeck - LAX (feat. Joey Dosik)

一言コメント:
LAのミニマルファンクバンドVulfpeckの新曲。ノリノリすぎて首が鳩みたいになっちまった。LAXは空港表記でロサンゼルス空港のことを指しているんだとか。


15. Sam Smith - Kids Again

一言コメント:
悲しいけれどあったかいと思った1曲。
1度聴いてからずっと耳に残ってしまった。もちろんサム・スミスの抜群の歌唱力も耳に残った要因としてあるが、悲しいとあったかいの間にある曖昧さのようなものに囚われてしまったのかもしれない。


16. IDLES - MR. MOTIVATOR

一言コメント:
元気が出るPost-Punk。
I am I.
You can do it.
という曲調からギャップを感じさせるポジティブな歌詞が良いです。
良い意味で精神的に揺さぶられました。

ライブ映像も変な動きをするので、見てるだけで楽しめます。


17. 박혜진 Park Hye Jin - Like this

一言コメント:
DJ、ラッパー、シンガーソングライターのPark Hye Jin(パク・へジン)。ハイハットのテクスチャーがかっこいい1曲。あと、スマホの縦サイズのMVが最高。



18. The Murder Capital - Don't Cling To Life

一言コメント:
2019年の作品ですがグッときたPost-Punk。2分半の曲とは思えない疾走感と充実感がある大作です。



19. Roosevelt - Echoes

一言コメント:
ドイツのプロデューサー、Rooseveltの新曲「Echo」を選抜。
ベースラインがかっこよすぎるうえに歌メロも気持ち良すぎる。夜のドライブにMustな1曲です。


20. スカート - ストーリー

一言コメント:
ミュージシャン・澤部渡によるソロプロジェクト、スカートの新譜より。Aメロの女性コーラスとのハモリが素敵。冬に聴きたくなる1曲。


21. Haim - Hallelujah

一言コメント:
LAの3姉妹バンドのHaim。バンドサウンドも良いですが、こういうFolkなものもとっても合ってて素敵だな〜と思った曲。レコードで聴きたい1曲です。


22. Taylor Swift - august

一言コメント:
夏に出た新譜の『folklore』でBon Iverがフィーチャリングしている「exile」も好きだけど、僕はこのaugustという曲にハマってしまいました。
田舎の夏のきらめきが情景として見えた1曲。


23. toconoma - ALOE

一言コメント:
インストバンドtoconomaの新譜より。ミドルテンポで美メロな1曲。ALOE(アロエ)という曲名もいい。そういや今年アロエ食べてないな。


24. PREP - Carrie

一言コメント:
UKのシティポップバンド、PREPの新譜『Prep』から「Carrie」を選抜。
1音目からすでに最高が始まっている。失恋の曲とは思えないポップで踊りたくなる1曲。


25. BTS - Dynamite

一言コメント:
ディスコの再興を想起した曲。この困難な年に明るさを意識させてくれた重要な1曲なのではないかと個人的に思っています。
新しく完璧なポップソングではあるのになぜか懐かしく感じる曲。ホーンセクションとかの音が若干懐かしく感じる。
今年は映画『パラサイト』のアカデミー賞受賞然り『梨泰院クラス』や『愛の不時着』のような韓ドラブームもありつつ、韓国のエンタメが話題になったのでまさに2020年の1曲といってもいいかも。



以上、25曲でした。


ちなみに、個人的にも夏に1曲リリースしました!

★ Toyosea - Tangerine Blue feat. mari matsuoka

夏のけだるさときらめきを詰め込んだ残暑チューンです。

歌ってくれたmari matsuokaとは、来年も一緒に曲を出して行けたらと思って動いていますので、楽しみにしていてください!


● あとがき

ここまで読んでいただきありがとうございました!

今年を音楽的に振り返って、
自分が感じたことを端的にまとめた言葉として
"懐かしい新曲たち"
でした。

今年自分が聴いた音楽は、昔、流行ったDiscoやFolkが今の時代に昇華されたような音楽が多かった気がします。
なので、今年出会った音楽は、どことなく親しみがあって懐かしい雰囲気がありました。
それはきっと自分が懐かしいと思えるほど歳を取ったことが原因でもあるし、新曲を何か過去の曲と比較して聴き方に新鮮さを失ったことでもあると思います。
とはいえ、新しい音楽も新鮮で刺激的だけど、懐かしさを感じる音楽も素敵だと再確認した1年でした。


まぁ、そんな戯言は置いておいて、
なんにせよ自分自身が良いと思った音楽は良いのです。

昔、20年くらいDJやっている会社の上司に
「好きな音楽のジャンルとかってあるんですか?」
と聞いたら
「うーん、良い音楽が好き」
と返ってきたのが印象的でいまだになぜか覚えています。

ジャンルうんぬんではなくて、自分が良いと思った音楽は良いのです。


このnoteがあなたがまだ知らない好きな音楽を探すきっかけとなれれば嬉しいです。

それでは、良い音楽を聴いて良いお年を!

Toyosea


▼ 2020年上半期に生活を彩った25曲はこちら


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