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ぼくがThe Strokesを好きになったきっかけ


● The Strokesとの出会い

ぼくは小学生3年生くらいまで、三重県に住んでいて三重県の家ではMTVが見られた。

MTVではたくさん印象的なMVを見た記憶がある。

The Offspringの「Hit That」とかは、ポリゴンの映像技術が当時のぼくはとても面白く感じられた。


その中で、うろ覚えだが、The Strokesの「12:51」という曲のMVを見た記憶がある。
もしかしたら、この体験が一番古いThe Strokesとの記憶かもしれない。

この近未来的な色彩感はずっとぼくの頭にこびりついていた。
このだらっと歌う感じも、その当時テレビではオレンジレンジとかが流行っていたので、それらのアーティストと比べると違和感があった。


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東京に引っ越してきた。

それと同時にMTVは見れなくなってしまった。


僕の兄貴は、洋楽が好きで、CDを結構持っていた。

そんな兄貴が昔から時々リビングで洋楽を流していたので、ぼくは小学生のころからなんとなく洋楽を耳にしながら生活していた。

そして、中学2年生のころ。

念願のiPod nano(第3世代)を親に買ってもらった。

余談だけど、iPod nanoの第3世代はいま見てもものすごくかわいいフォルムだし、結構気に入っていた。

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さて、iPod nanoに何の音楽を入れようか?

そのとき「そういえばあのリビングでよく流れていた洋楽はなんだったんだろう?」という気持ちが湧いてきた。

ぼくは次にどういう行動にうつすか、なんとなく決まっていた。


兄の部屋の棚にあったCDから、こそこそ自分のiTunesにインポートした。
(兄貴すまん)

Arctic Monkeysの「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」
Radioheadの「Hail to the Thief」
Klaxonsの「Myths of the Near Future」...

あげたらキリがない
いまふりかえると兄貴の買っていたCDのセンスはよかった。

余談だが、その時出会った、UKのKyteというポストロックのバンドの1st Albumの「Kyte」は、いまでも僕の中で名盤だ。



で、こそこそインポートしていた兄貴のCDの中に
The Strokesの3rd Album「First Impressions of Earth」はあった。

1st Albumの「Is This It」じゃないのよね。

そして、たしか、ぼくはその「First Impressions of Earth」の「Ask Me Anything」と「Fear of Sleep」という2曲しかインポートしなかった覚えがある。
今思うと、なぜ全部インポートしていなかったのだろう。意味不明だ。


こうして、ぼくのiPodにThe Strokesは入ってきた。

しっかりとThe Strokesと出会ったのはこの時である。


● ふたつのYou Only Live Once

The Strokesには、みなさんご存知のYou Only Live Onceという名曲がある。

実は、この曲をぼくは再評価するきっかけがあった。

そのきっかけとは、もうひとつの「You Only Live Once」である。


ぼくは大学時代、一時期メタルサークルでドラムを叩いていた。
とにかく手数は多いし、ほとんどツインペダル踏みっぱなしで正直大変だった。
その活動の中で出会ったSuicide Silenceというデスコアバンドがいた。

このSuicide Silenceの代表曲も「You Only Live Once」だった。

ある時、MVを見ていて
「あれ、そういえば...ストロークスのやつに似てる....?」
と思った。

(※ 血が出るMVなので、苦手な人は注意してね)

この時、ぼくはまたThe Strokesを妙に意識してしまったのである。
「あ、ストロークス、久しぶりに聴いてみようかな...」

(いやはや、かっこいいね〜)


● 映画を彩った曲

ソフィア・コッポラの『SOMEWHERE』という映画をTSUTAYAで借りて見ていたときのことである。

全体的にゆったりとした映画なので、ウトウトしながら見ていたのだが、あるシーンで流れていたBGMに耳を傾けていた。

(まだ子供のころのエル・ファニングが出演している。いつでもかわいい)

BGMが気になってエンドロールをまじまじと見ていると「The Strokes」の文字を見つけた。やはりか。

I'll Try Anything Onceという曲名になっているが、よくよく聴いてみるとYou Only Live Onceのメロディなのである。
ぼくはこっちのバージョンのほうが好きだ。

夏にこの音楽を聴くと、
いつも『SOMEWHERE』のように、プールサイドでだらだらと過ごしたくなる。

実はこのバージョンの曲は、世にリリースされていない。(おそらく)
なので、この曲を聴きたくなったらこのYouTubeを見るしかなさそうだ。


● やっぱりThe Strokesが好きだ

少し「You Only Live Once」に関係する話ばかりになってしまったが、ぼくはどちらかというと1st Album「Is This It」に収録されている曲が好きだ。

「Is This It」のレコードを買ってから、いままで飛ばしがちだった収録曲をよく聴くようになり、より魅力が増した。

(The Modern Ageがすごい好き...ドライブしてる時、絶対聴きたいな〜といつも思っている)


そういえば、The Strokesの「Last nite」のMVは、Sum 41の「Still Waiting」のMVと共通するところがあるな〜と最近ふと気付きました。いまさら感ありますが。
いまになって、自分の頭のなかで、アーティスト同志の作品の中にある共通項がリンクしていて、脳が喜んでいます。

(なつかしすぎて涙が出てくる...)


(Julian Casablancasかっこよすぎ)

どうでもいいけど、The Strokesのボーカルのジュリアン・カサブランカスって名前、かっこよすぎないですか。
カサブランカスって、、まあ苗字なんだろうけど、めっちゃ強そう。


そして本日、The Strokesの7年ぶりにニューアルバムをリリースしましたね。
先行リリースしていた「Bad Decisions」が良曲すぎて、新譜に期待がふくらむばかりでしたが、その期待は裏切っていない作品だなと感じました。

(Selflessって曲がめっちゃいい)


だらだらと語ってしまいましたが、
やっぱりThe Strokesが好きだ!というコラムでした。

たのむからフジロック開催してくれよ〜


Toyosea

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