低単価案件はランサーズの足も引っ張っているのではないか、と思う理由
ランサーズが上場しましたね
先日、いつもお世話になっているクラウドソーシングの「ランサーズ」が上場しました。
ニュース内では損益はマイナスと出てますが、これが何を意味するかはその道の専門家に譲ります。財務諸表も読めないことはないですがこの規模のものは下手にコメントできないので。
とはいえ、上場するからには利益を上げる算段はあるのだろうな、とは思います。
twitterで見かけた低単価案件の話
話は変わって、最近twitterでライティングを超低単価で出したら初心者が受けてくれるという投稿があり、ライターから非難されていました。
ちなみに、ここで言う低単価とは、0.5円や0.33円ぐらいではなく、0.1円を軽々と下回る案件についてのことです。
私個人もこれは不快でした。実績のない初心者でもプロフィールや個人運営サイトを充実させれば0.5円や1円の案件も受注が可能です。
また、比較的単価の高い案件でもレギュレーションを決めている方が多いので、そこから勉強することもできます。
そういったこともあって、嫌な文化ができているなぁ、と感じたわけです。
低単価はランサーズ本体にも良くないのではないか、という考え方
これは個人的な意見ですが、極端な低単価が蔓延するとランサーズ本体のためにもならないのではないかと思います。
それは観念論的なものではなく、利幅としての考え方です。
ランサーズではシステム利用料として、クライアントの提示金額の20%を取っています。残りの80%がランサーの手取りになるわけです。
ということは、3000文字のライティングの案件があったとき、単価1円で3000円になる案件ではランサーズの取り分は600円です。
しかしながら、同じ3000文字でも単価が0.02円の場合、そもそもの提示金額が60円、そこから20%の取り分とすると12円となります。
この手の出品をする方は継続案件ということで金額を増やしていますが、1件単位で考えるととんでもない金額です。
しかし、ランサーズ側から見ると、1件に費やすリソースは大きく変わらないと考えられます。むしろ「単価が安いのに難易度が高い」などのトラブルを誘発しかねないのでリソースは増えるかもしれません。
プラットフォームである会社の利益が減少するということはそれを利用しているランサーにも最終的に不利益を被る(利用できなくなったりすることで)ことにもなりかねません。
これは他人事ではないように思えるのは私だけでしょうか。
低単価問題にどう対処するべきか
これに関しては難しい話だと思っています。需要があるから供給しているんだ、と言われればそれまでですから。
私も駆け出しに毛が生えたレベルなので大層なことは言えませんが、まだ始めたばかりの方に案件の取り方が目が届くように啓発していくしかないような気がします。
出す方も受ける方もある程度の節度を守ることで、クラウドソーシングの運営が成り立つのではないか、と思い投稿しました。
もし「そうだなぁ」と思われたらいいねを押していただけると救われます。
それでは、また。
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