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上手く行っている時には見えないものがある

何かに「気づく」時は、たいてい苦しかったり上手くいっていない時。

上手く行っているときは悩んでもいないし、これでいいと思っているから疑いもしない。

身近な人で考えると分かりやすい。
身内の人が明らかに間違った選択をしようとしているとき、本人がそれを上手く行っていると思っていて疑いもしていなければ、何を言っても入っていかない。

本人に問題が起きて上手く行かなくなったときに、初めて間違いに気が付く。その時にやっと、こちらの言葉が入っていく。

これを自分に置き換えてみる。
上手く行っているときには、何か見えなくなっているものがあるのかも知れないと。
そうすると、周りの注意する言葉が入ってくる。極端に偏り過ぎることを防ぐことができる。

上手く行っているときには、見えなくなっているものがある。

上手く行かなくなったときに、初めて真実に気が付く。
上手く行かなくなったときこそ、本当のことに気が付くチャンスなのだと思う。
上手く行かない時は、チャンスだと思ってたくさんのことに気づいていくといい。せっかくのチャンスを、落ち込んだり自分を責めたりして逃さないで、本当のところを探っていくチャンスにするといい。

上手く行っていない時ほど、「気づく」チャンス。
上手く行っているときには決して見えない真実に、出会えるチャンスなのだと思う。


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