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ダイヤモンドの価値の大源


皆さん、こんにちは。
今回はダイヤモンドの流れの一部についてのお話。

宝石と言えばダイヤモンドを言われるくらい人気が高く今も色々な場所で取引が行われています。
ダイヤモンドの価値を高めたのは「デビアス(De Beers)」社でダイヤモンドの価値を究極的に高めた世界的な販売会社です。

今回はダイやモンドの価値を今も守り続けている「デビアス(De Beers)」社のお話。
ダイヤモンドの歴史は紀元前にさかのぼります。
インドを発祥とし、産地を変えながらもインドから西側諸国に貴族層に取り入れられダイヤモンドが生産されていたと考えられているそうです。

1700年代にインドで採れるダイヤモンドの量が減少しましたが、ブラジルで川の砂利の中から偶然発見されたことをきっかけにブラジルが一躍産出国として発展しました。
そこから150年間にわたりブラジル、南アフリカとダイヤモンド市場の中心が変遷してします。

多くの産地が変遷する中で市場の動向をコントロールしていたのがデビアス社です。
1888年にデビアス合同鉱山株式会社が設立されてから、デビアスが独占的にダイヤモンドを南アフリカで採掘し20世紀には世界の生産量の約9割をコントロールするようになりました。
その後1985年にはオーストラリア、2000年にはカナダ北部に鉱床が見つかり、多くの産出地がでてきたことで一般にも多くダイヤモンドが流通していき、沢山販売される事で価値の下落が問題視されるようになりつつありましたがデビアスが創り出した仕組みので今もダイヤモンドの価値を保っています。

生産者連合をつくりダイヤモンド生産量の調整を行い、生産されたダイヤモンドを一手に販売する中央販売機構をつくり、ダイヤモンドの生産から販売までを一括管理し、世界のダイヤモンドを独占する機能を生み出しことで、デビアス社が選定した「サイトホルダーのみ」にダイヤモンドを販売ができ、現在もダイヤモンド原石の使用は、デビアスが選定した「サイトホルダー」だけに認められています。
日本だと田崎真珠/株式会社TASAK様がこれにあたります。
サイトホルダーはジュエリー業界での実績や財務諸表を厳しくチェックされ、審査に通過すれば販売会に参加することができるとのことで、ダイヤモンドを多くの企業が扱うようになると価値の下落が加速してしまうので、唯一無二の価値を守るために独占企業の存在が必要不可欠だったのは時代の当然だったのかもしれません。

近年では「ラボグロウダイヤモンド」と呼ばれるダイヤモンドを人工的に製造する技術や加工が自在に行えるようになりました。

ぱっと見では天然と変わりなく、天然より安く入手することができます。

それでも天然のダイヤモンドの価値が高く評価され続けているのは批判もされますがデビアス社の独占的なシステムがあるからこそだと思います。

次回は木曜日にアップします!!

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