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ミドリの宝石の代表!
皆さん、こんにちは。
今回は5月の誕生石
「エメラルド」
世界の4大宝石の1つと言われ、誰もが知っていると言っても過言では無い程、人気が高い宝石ですよね。
常に展示会場で探しているお客様が多いです。
東洋ルースでも、オパール、アメジスト、タンザナイトなど人気の宝石の一つですね。
それでは少しだけエメラルドのお話をしましょう。
モース硬度 7.5〜8.0
石言葉「幸福」「幸運」「愛情」など
多くの人を魅了する「ベリル」と言われる鉱物系の宝石です。
同じ系列で「アクアマリン」、「モルガナイト」、「ゴッシェナイト」などがあります。
主な産地はコロンビアやブラジル、マダガスカル、などが有名で特にコロンビア産の青みを含まない鮮やかなグリーンが特徴的で人気が高いです。
エメラルドは内部に特有の傷があるのが天然もの特徴で、傷なしが流通する事は皆無に等しいです。
宝石の硬さを示すモース硬度は7.5〜8.0と硬めですが内部の傷の多さから衝撃に物凄く弱いのも特徴になります。
傷を隠したり、石の耐久度を高めたりするためにオイルや樹脂に浸すなど化学的処理を流通させることが一般に認められています。
ノンオイル、非処理などの表記が無ければ、大体上記の処理が施されています。
注意する点としてジュエリーのお手入れの際、宝石を扱うお店でクリーニングの際に使う所がある超音波洗浄機に入れるとどんなに高度な処理が施されたエメラルドでもオイルが抜けてしまい、退色の様な感じで本来の姿に戻ってしまう事があります。
最悪割れてしまう事もあるかもしれません。
時間の経過とともにオイルが蒸発して退色する事もあるそうです。
衝撃に弱い特性で実は職人泣かせの石とも言われ、指輪の台に取り付けるだけで割れるとのことです。
もしかしたら、宝石をお待ち込みしてジュエリーを造ってもらう時、業者様は内心穏やかでは無いのかもしれません。
代表的なカットで四角の様相が特徴のエメラルドカットと呼ばれるカットがされています。
これは宝石の輝きを最大限に活かす為で、屈折率(物質の中がダイヤモンドのように高くなく、ブリリアントカットにしても特徴的な煌きが見られないためで、印象的な緑色をより広く見せようとし、石の脆さや六角柱をした結晶から取り出せる大きさなどとの関係からなるべく欠け易い角が少なくなるように考え、たどり着いたカットがエメラルドカットです。
因みに透明度の低い石の場合はカボションカットが施される場合もあるとの事です。
人気の高さと美しさの追及で人工的に造られたエメラルドもあります。
天然と同じ環境を創り生成できると言うのですから人って凄いですよね。
キャッツアイ効果(シャトヤンシー効果)の現れるエメラルド・キャッツアイやスター効果の現れるスターエメラルドがあります。
中々お目にかかれないですね><
他にもトラピチェ・エメラルドと呼ばれるスポークが6本ある歯車に似た模様がサトウキビの搾り機の歯車に似ている一見スターの様にも見れる物もあります。
エメラルドは傷の入り方も楽しめる宝石の一つです。
それぞれの特徴を是非楽しんでくださいね。
それではまた、月曜日にお会いしましょう。
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