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インクォーツ系の中でも不思議な輝きを持つ宝石、オイルインクォーツ

皆さん、こんにちは。
今日は東洋ルースの宝石の中でも人気が高いオイルインクォーツ!

ルチルクォーツやストロベリークォーツ、フローライトインクォーツなど勝手にインクォーツ系と呼んでいますが、先代の時から入荷する度に大人気の宝石、オイルインクォーツ。
基本、ラフカットの物を入荷していますが独特な形と相まって輝きもとても面白くなります。

そんなオイルインクォーツ、名前の通り、石油を内包したクォーツのことです。
成長過程で石油が内部に入りこんだようで内部のオイル部分がブラックライトにより蛍光する面白い宝石です。
ブラックライトによってブルーに光る様子が、大人からお子様まで殆どの人にヒットしています。

オイルはブルーが殆どですが中にはネオンカラーの濃さを持つもの、イエローよブラウン、グリーン、ブラック、さらにはカラーレスもあるようです。
オイルの酸化具合によってカラーが変わったと考えられています。
カラーレスのオイルって…反応無しだとパッと見、何?ってなりますよね…

ブラックのオイルを内包するオイルインクォーツの中には、オイルが酸化しすぎてべたっと張り付いたような印象を受けるものもある様なので、是非探してみたいだす。

空気や他の内包物も一緒に入っている物もあり、空気が入っているものは石を傾けるとオイルが揺れるように見えます。
コレはとても面白い物だと自分は考えています。
水入り水晶もそうですが、本当にどう言う具合に形成していったのか、興味深いですよね。

なかには、ダブルターミネーテッドクォーツと呼ばれる先端が2つあるオイルインクォーツがあったりします。

ほとんどの水晶は地中で岩盤や石など障害物の影響を受け、尖った部分は1つですが、水中や柔らかい土壌など一定の条件がそろえば、先端が左右の両方にあるダブルターミネーテッドクォーツが生成されることがあり、通常の水晶より希少で、「完成形の水晶」と呼ばれています。

コレがラフカットの中で意外とあったりするんです。
東洋ルースでも過去に何点もありました。
こう言うのを探す楽しみもありますよね。
物凄く多くの中から探す事になり、無い場合もありますが、宝探し感覚で見てもらえると幸いです。

それではまた、木曜日にお話ししましょう。

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