CFOのつぶやき
はじめに
トヨクモ株式会社(東証グロース/4058)のCFOの石井です。
noteへの初投稿となりますが、今回は当社のIR方針と子会社設立の背景を書いてみたいと思います。
当社は2020年に東証マザーズ(現グロース市場)に上場しました。
当社は当初からIRの個別回答をしておりませんでしたが、これは以下の
理由によるものです。
IR方針
当社の事業展開方針はITに詳しくない方でも簡単に使えることを大前提としています。いわゆるエンタープライズな機能は搭載せずできる限りリーズナブルに提供しています。
このビジネスモデルを前提としていますので、サービス規約を変更する
ような契約は一切行っていません。いわゆるイレギュラーケースを作って
おりません。
ご利用者様のお問い合わせに関してはメールおよび電話で回答しておりますが、こちらも極力ホームページ上にFAQを作成して、お客様にとっても当社にとってもより効率的な対応を目指しています。
このようなビジネスモデルを維持するために、IRも効率性を重要視しています。ですので賛否両論あるかもしれませんが、原則1on1のミーティングや個別のIRの回答は控えている状況です。
ただ、株主の方やこれからトヨクモに投資することを検討されている方には
より多くの情報を提供したいと考えており、IRライブラリーの充実やYoutubeチャンネルの開設、機関投資家向けの決算説明会の配信を行ってきました。
投資家の方が判断できる情報が多く、ディスクロージャーポリシーにそってフェアでかつ正確・タイムリーな運営を心がけています。
子会社設立の背景
上記で説明したようにトヨクモは自らのビジネスモデルをもっとも重要視して効率的にビジネスを展開してまいりました。
今も重要していることには変わりはないですが、コロナ禍の状況下で自治体から当社のサービスに負荷がかかる大規模なアクセスが申込があったことが起点となっています。
kintoneが簡単に構築できるウェブシステムのため早いものでは数日でシステムを構築することが可能です。このような特性もあり、当社の想定外の利用をされるケースが発生しました。
kintoneにおいては簡単に構築できる強みはありますが、大規模アクセスでは未知の部分もあり、この部分はkintoneエコシステムの一員である当社にとってもkintoneにとっても大きなビジネスチャンスと最終的に判断いたしました。
上記のニーズに加え昨今のDXブームもあり、サイボウズ社とも協議を重ねながら、2023年11月1日に子会社トヨクモクラウドコネクト株式会社を設立いたしました。
まだ、自治体のお客様の意見・ニーズを伺いながらビジネススキームを検討している段階です。
ただ今後トヨクモにとって新たなビジネスチャンスと考えていますのでしっかりとビジネスを立ち上げられるよう準備してまいります。
今後の展開
トヨクモは今後グループ一体経営を実施します。
まだまだスタートしたばかりですが早くシナジーをしっかり出せて
グループ全体としての成長を加速できるよう運営してまいります。
はじめてのCFOのつぶやきでしたがいかがでしたでしょうか?
反響をみて次回のテーマを考えていきます。
宜しくお願いいたします。