すべらない話1
僕は生まれた時から牛乳と卵のアレルギーを持っている
蕎麦アレルギーなどがなりやすい重症なものではなく湿疹が出ると言うものだが、牛乳と卵はほとんどの製品に使用されているので食事には色々と苦労する
簡単なエピソードとしては、学校のシチューなどが出たときは僕専用の赤い容器に牛乳なしのシチュー(シチューの色ではないくらい透明)が運ばれる
他には部活の長期遠征のホテルでの夜にアイスを買いに行くことが何日かあったのだが、僕は決まってガリガリ君を買う
これを見た後輩は「先輩ガリガリ君大好きっすね!」
と元気よく言うのだが
心の中で「ガリガリ君しか食えねぇんだよ!」と言っている
とは言っても完全に食えないと言うわけではない
僕のアレルギーはアレルギー物質を食えばたまるコップというのがある
このコップは下に小さな穴があり時間が経てばアレルギー物質は無くなっていくが、このなくなるスピードよりも多くのアレルギー物質を体に取り込み、溢れてしまった場合にアレルギーが発出する
なので自分の体と相談して乳製品を食べることは可能なのだ
だが、この前の実家に帰った時、このコップの容量が今にも溢れそうになっていた僕に背後から銃を突きつけられた事件があった
母親が夕食を作ってくれており、食卓にはハンバーグが載っていた
ハンバーグを口に入れた瞬間、何かとろけるような感触が残りハンバーグの断面を見たところ
チーズがイン!
びっくりしました
まさか母親に奇襲を仕掛けられるとは
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