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猫を拾ったあの日は血中脂質が髙かった


初めまして「僕」です。

自己紹介をしましょう。
「僕」です。
中肉中背中年、猫背気味。
歳は34歳
猫でいえば4歳ちょっと
口癖は「にゃーん」とか
よく言いますよ。
猫と同居してる人はそうなっちゃうんですって。
一応人間です。
妻と猫二匹と仲睦まじく暮らしています。

ところで皆さん突然ですが・・・猫拾ったことあります?

周りではよく聞くなとは思っていましたが
まさか自分にあんなことが起ころうとは・・・
このブログはそんなお話です。


猫を拾ったあの日は血中脂質が髙かった


ん??どゆこと??

いえいえ実は関係あるんですよ
血中脂質が髙くなければあの子を見つけることはなかった!

事の始まりを話はじめたらそれはおぎゃあとこの世に生を受けたその時か

はたまた両親がお見合い結婚ではなくディスコクラブで出会ったときか

今回は少なくとも猫を拾う日です。

さかのぼること6年前、20代前半
このころ妻と同棲をしていて
ウサギを飼っていました。
そして手元には健康診断の結果が・・・。

当時なんでもイエスマンを目指していた脂のりのりの僕は
先輩の勧められた物は全部食べ
大盛無料なら必ず大盛
体重計は乗らない
たるんだおなかは幸せの象徴
そんな公約を掲げながら僕は20代をメタボ街道まっしぐら突き進んでまいりました。

ここまで健康に気は使わずなんとかやってこれていたが
ああ・・・ついに
血中脂質の項目にいくつかのD判定が・・・

ぼんやりしながら自宅のテレビを見る19時頃
テレビは退屈な内容
よし・・・
やるなら・・・
いまでしょ・・・!

そう思い立ち妻をウォーキングに誘った。
継続は力なり

カップルと十字架に導かれ


謎めいたやる気が心を満たし、僕は勇む足を頼りに、普段は通らないであろう道を行きました。
歩いていくうちにいつも素通りしていた公園の入り口にたどり着きました。
その時、闇夜の奥からカップルの姿が浮かび上がりました。

カップルが闇夜の公園で何をしているのか甚だ興味が沸いて仕方がないのだが妻と明確なアイコンタクトをすまし、彼らの未来に幸せを祈り、僕らはその場を離れました。

踵を返し、元の道に戻る際、別の道の遠く暗闇の中で、
白い十字架が微かに輝いているのを見つけました。

なんとなくその美しさにその方向へと歩を進めました。

すると

・・・・・・ん?

足が止まる

なにか聞こえる

妻「どしたの?」

僕「なにか・・・聞こえる・・・」

きっと本能ではわかっていたのかもしれない。
聞き逃してはならない
声を

僕「こっち?」

歩を進め

明瞭になっていく
その声は

「みぃみぃみぃ」

用水路の草むらの向こうに何かがいることを感じ、なぜか強い好奇心が僕を駆り立てた。

妻が照らしてくれてる明かりを頼りに草むらをかき分け、
その声の主を求めて進んでいくと、

そこには背丈が1メートル半もある高い草むらの中に、

紙袋に入れられ捨てられた、

まだ生まれたばかりのような三匹の小さな猫がいた。

それぞれの小さな体にはヘソの緒がついており、

無実で弱い彼らの存在に、

何かが導いてくれたのだろうか

助けなきゃ

妻と僕
満場一致の救出劇のはじまりである

#2へ続く

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