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プティタミとフランス語

とよかとフランス語


わたしはフランス語を習っている。初めて行った海外旅行がフランスで、また行きたいねと、友人と近所の小さな教室に通い始めたのがきっかけ。小さな町家の小規模な社会人向けのゆるい教室ではあるものの、やはりレベルはグングン上がる。もういいやと離脱する人やライフスタイルの変化で辞める人がいる中、11年変わらずのんびり続ける、何も変わらぬとよか。

大好きな街、パリ

ミルフィーユとミルフイユ


さて。日本でよく見かける言葉が実はフランス語なんだってこと、習い始めてから知ること多くて。

そして、間違った発音や使われ方も……。

習い始めた頃に教わった間違ったフランス語で印象的だったのが「ミルフィーユ」。
クレープが層になって重なってるで有名なケーキ。意味は「1000枚の葉っぱ」。いかに薄く重ねるかで技術が問われるお菓子だそう。

何が間違っているのか。

それはカタカナ表記。フランス語に近づけるなら「ミルフイユ(millefeuille)」が正解。

じゃあ「ミルフィーユ(mille fille)」はというと。。。「千の女の子」という意味になってしまう……!あぶな!「ミルフィーユ食べる」ってあぶな!!!規制かかるわ。

ベストとジャケット


その他にも、日本に入ってきた時にちょっと変わっちゃった言葉もある。

袖のないジャケットを日本ではピンポイントにベストと呼ぶけれど、フランス語で上着全般を「veste(ベスト)」と呼ぶし、パンタロンはベルボトムの様な裾広がりのパンツのことではなくパンツそのものを意味するし、アベック死語のカップルという意味ではなく「with」だし。知ると面白い、意訳しちゃったフランス語たち。

とよかとプティタミ


とよかのプチプラコレクション「PETITE AMIES(プティタミ)」もフランス語。新しいプチプラコレクションを展開するにあたって、キチンとブランディングをしたいと考えていた。高くで出すメインコレクションのサブコレクションということで、ハイブランドのセカンドラインの名前を色々調べて、あれやこれや考えてみたものの、しっくりこず。

その時、わたしのコレクションならやっぱり英語よりフランス語のがしっくり来るよね?と、「PETITE(プチ)」をつけてみた。うーん、もう一声。

可愛い美女達だから、恋人?ならば、「友達(AMIES)」という単語をつけると「恋人」という意味になる「PETITE AMIES」、いいんじゃない?と。プチプラという単語でプチは小さいと日本人に馴染みもあるし、何より響きが可愛い。

かわいいかわいいプティタミたち

プティタミとフランス語


我ながらナイスなネーミングは、すでにフォロワーさん達におなじみに。妻に内緒でコッソリお迎えする「恋人」という背徳感も、チラリと聞いたり。

11月18日には更に24体のPETITE AMIESをrelease。総勢74体の、可愛いわたしの娘達。

そうそう、先に話した女の子という意味の「フィーユ」。これ「」という意味もあるの。

プティタミでリアル「ミルフィーユ(千の娘たち)」を目指すのも、ありなんじゃないかしら。

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