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#膝番号3
「ナレーターが見た膝枕〜運ぶ男編〜」下間都代子作
『牡羊座のあなた、今日は西の方角が良いでしょう。運命の出会いがあるかもしれません。』
「へぇ、西の方角ねぇ。俺の担当と一緒じゃないか。なんか良いことあるかもな。」
カーラジオに耳を傾けながら、配達員は大通りに軽トラを停めると、荷台を開けた。
オーブンレンジくらいの大きさだろうか。
慣れた手つきでダンボールを持ち上げようとして、一瞬腰にギュンと響いた。
「うへ、おもっ。なんだこれ」
伝票
『牡羊座のあなた、今日は西の方角が良いでしょう。運命の出会いがあるかもしれません。』
「へぇ、西の方角ねぇ。俺の担当と一緒じゃないか。なんか良いことあるかもな。」
カーラジオに耳を傾けながら、配達員は大通りに軽トラを停めると、荷台を開けた。
オーブンレンジくらいの大きさだろうか。
慣れた手つきでダンボールを持ち上げようとして、一瞬腰にギュンと響いた。
「うへ、おもっ。なんだこれ」
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