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ミステリと言う勿れ

 1月10日にスタートした菅田将暉主演の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」が面白い。累計1300万部を誇る田村由美の同名漫画が原作である。
 昨年1月にこのドラマの制作が発表された際は、SNS上に厳しい意見が寄せられた。「菅田は久能整にふさわしくない」「渡部豪太のほうがいい」というようにそのほとんどが厳しかった。
 しかし、蓋を開けてみると、そのような意見は何処へやらといった感じで視聴率も良く、菅田が整になりきっているのがよく分かる。これまでキツい役が多かったが、天然パーマがトレードマークでコンプレックスでもある主人公をしっかりと演じている。
 第一話では高校時代からの同級生が殺害された事件の容疑者になった整が、取り調べの際に刑事たちの仕草を観察していく。すると、ベテラン刑事の藪鑑造(遠藤憲一)が事件の犯人であることに気づく。妻子をひき逃げされたことへの復讐だったのだが、皮肉にも犯人が別人だったことが分かり、物語は悲しい結末となった。
 第二話と第三話はバスジャックに巻き込まれた整が、山沿いの邸宅で連続殺人事件の真犯人を乗客や運転手の中に見つけ出していく。運転手の煙草森誠が犯人だったが、これを機に犬堂我路(永山瑛太)と仲良くなった。
 第四話は記憶喪失の男性と知り合った整。実は男性は、爆弾魔だった。闇サイトにアップされた予告を読み解く整。次第に謎を解き明かしていくにつれ、徐々に記憶が朧げながらみえてくる。爆弾魔を演じたのがその後の「ドクターホワイト」に出演している柄本佑。対照的な役をうまく演じ分けていた。
 今後どんな事件が整を待ち受けているのだろうか? 今後のゲスト出演者と共に期待したい。

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