違和感

　新型コロナウイルスが日本にも広がって半年が経つ。その間、イベントや祭りは中止に追い込まれた。私が楽しみにしていたイベントの殆どは、感染拡大防止という観点からやれなくなり、その貼り紙を見るにつけ落胆させられた。
　街には「コロナ禍」や「アフターコロナ」、「withコロナ」とまるでコロナが悪者のようになっている。私はその光景にいささか違和感を感じる。
　というのも、私の故郷である新潟には暖房機器メーカーの「株式会社コロナ」がある。私の家のストーブもコロナ社製で、冬の間はその恩恵にあやかっている。それだけに、コロナを悪くいう風評には「ちょっと違うな」と早くから考えていた。
　だからこそ、私は４月から今回のウイルスを「COVID（コヴィット）ウイルス」と日記に書いている。ウイルスの名称を改めて変えることでコロナが悪いイメージに使われないで済むと思うからだ。
　私のこのような考え方が広がって、日本中にコロナを悪く言う風評が止まることをただひたすら祈るのみである。